高校生、興味ある仕事2位「起業」3位「医療・介護」1位は?

 ペンマークは2023年8月18日、高校生向け学習管理SNS「Penmark」を利用する現役高校生を対象に「高校生活実態調査」の結果を公表した。1位は「IT・エンジニア系」で19.2%。「起業」13.9%は大学生を上回る結果となった。

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 ペンマークは2023年8月18日、高校生向け学習管理SNS「Penmark」を利用する現役高校生を対象に「高校生活実態調査」の結果を公表した。1位は「IT・エンジニア系」で19.2%。「起業」13.9%は大学生を上回る結果となった。

 「高校生活実態調査」は、「Penmark公式LINEアカウント」を利用中の全国の学生を対象として、2023年2月20日から2月28日にスマートフォンWeb調査で実施した。有効回答数は13万8,618人(高1生6万353人、高2生4万96人、高3生3万6,169人)。

 高校生が興味のある仕事は、1位「IT・エンジニア系」19.2%、2位「自分で起業したい」13.9%、3位「医療・介護系」13.8%となった。学年別にみると、「自分で起業したい」と考えている生徒の割合や、企画・マーケティング系への関心は学年が上がるにつれて増加した。

 ペンマークによる大学生23万人への調査結果では、約12.4%の学生が「自分で起業したい」と回答しており、高校生の起業志望率が大学生を上回る結果となった。

 高校生が起業する場合の事業形態は、スモールビジネス(47.9%)よりもスタートアップ(55.3%)の方が7.4ポイント高い結果となった。実際の起業に向けてのアクションは、経済学を学ぶ、インターネットで起業についてリサーチする、身近な人や家族に相談する、などの声があげられたという。

 ペンマークによると、経済産業省が実施したスタートアップ企業1,459社に対するアンケートで「起業家が日本で起業が少ないと考える原因」の第3位として学校教育があがっており、今後岸田政権のスタートアップ育成5か年計画によって、高校生へのアントレプレナーシップ教育が推進されることにより、さらに高校生の起業志望者が増加することが期待できるという。

《中川和佳》

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