簡野学園は2024年2月1日、2025年（令和7年度）4月に開校を予定していた羽田国際中学校について、開校時期を1年延期し、2026年8月に変更すると発表した。新築工事中に地中障害があり、地盤改良が追加で必要になったためだとしている。
簡野学園が運営する蒲田女子高等学校は2024年4月、校名を変更し男女共学となる。新校名は、羽田国際高等学校。高校の共学化とともに2025年4月には、羽田国際中学校の開校を予定していた。
簡野学園は開校に向け、特別教室を中心とする新校舎建設計画をスタートし、2022年10月に既存建物の解体に着手した。2023年2月に起工式を行い、新築工事の杭打設工事を開始したが、想定外の地中障害があることが判明。追加で地盤改良が必要となったため、杭工事の延長を行ったという。また、2023年末には新たに申請が必要な事項が発生し、さらに工期の遅れが生じたとしている。
こうした状況を受け、簡野学園は羽田国際中学校の開校を1年延期し、2026年（令和8年度）4月の開校に変更することを発表した。なお、開校は1年延期となるが、建物は2024年5月に竣工予定で、高等学校生徒の新校舎利用については順次オープンさせていくという。
