【大学受験2025】活水女子大、看護学部に男子受入…女子大の名称は変更せず

 活水女子大学(長崎県)は2024年6月5日、大村キャンパスにて看護学部への男子受入に関する記者発表会を開催した。男性看護師へのニーズの高まりや看護職養成の要望を踏まえ、2025年度より看護学部への男子入学をスタートさせる。

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 活水女子大学(長崎県)は2024年6月5日、大村キャンパスにて看護学部への男子受入に関する記者発表会を開催した。男性看護師へのニーズの高まりや看護職養成の要望を踏まえ、2025年度より看護学部への男子入学をスタートさせる。

 発表によると、看護学部に男子を受け入れるに至った理由はおもに3点。「男子看護職育成に対する医療機関からの要請に応えるため」「看護職を目指す男子高校生のニーズに応えるため」「男子看護職を含めた看護職の育成を通じて、地域医療のサービス向上に貢献することが活水女子大の役割だと考えたから」だという。

 以前より、長崎医療センターやほかの医療機関から、男子看護職の育成について要望があり、また活水女子大学看護学部の前身・長崎医療センター附属看護学校の当時は、男女共学であったという。また、大学担当者による高校訪問の際、高校側から男子受入についての質問が増える傾向にあり、男子看護職のニーズや関心の高さにも後押しされた形となった。

 男子を受け入れるにあたり、看護学部の教育課程に変更が生じることはなく、また、施設設備や隣接する長崎医療センターでの実習を含め支障はないという。今回の決定にあたり、「女子の教育」を旨とする建学の精神が変わることはなく、現時点では国際文化学部、健康生活学部への男子の受け入れは検討していない。校名の「活水女子大学」も変わらないという。

 活水女子大学は、これからも社会からの要請に応え、地域医療への安心と信頼を提供すべく、看護職の育成に努めていくとしている。

《木村 薫》

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