9年間で学生数が増えた大学、2位「修文大」1位は?

 キャンパス総研は2024年6月28日、「学生増加率レポート 2024」を発表した。1位は「東都大学」(埼玉県)、2位は「修文大学」(愛知県)、3位は「清泉女学院大学」(長野県)で、医療・看護分野の学部新設やキャンパス拡張などの施策が多くの大学で共通してみられるという。

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9年間(2014年~2023年)で200%以上学部生が増えた大学ランキング
  • 9年間(2014年~2023年)で200%以上学部生が増えた大学ランキング
  • 学生数増加率上位校

 キャンパス総研は2024年6月28日、「学生増加率レポート 2024」を発表した。1位は「東都大学」(埼玉県)、2位は「修文大学」(愛知県)、3位は「清泉女学院大学」(長野県)で、医療・看護分野の学部新設やキャンパス拡張などの施策が多くの大学で共通してみられるという。

 キャンパス総研は、大学生向け専門の広告会社として四半世紀の実績を持つユーキャンパスのグループ会社で、教育機関の情報収集・分析を専門とする調査機関。2014年以降、各大学のWebサイトから毎年全大学の学生数の集計をしつづけている。「学生増加率レポート 2024」は、2014年から2023年にかけて学生数が200%以上増加した上位12大学をランキング形式で紹介し、その成功要因について分析している。

 学生増加率1位は、「東都大学」(埼玉県)で、学生が384%増加した。複数のキャンパスと学部新設が功を奏し、少子高齢化にともなう医療分野への需要を満たすための看護学部や医療系学部の設置が大きな要因となっている。

 2位は「修文大学」(愛知県)で381%増加。看護学部や医療科学部の新設、立地条件の優位性により、安定した学生数の増加を実現した。3位は「清泉女学院大学」(長野県)で380%増加。看護学部の新設と共学化による募集力の強化が成功要因といえる。

 キャンパス総研「学生増加率レポート2024」には、各大学の学生数増加データだけでなく、それぞれの大学が採用した戦略や具体的な取り組みについても詳述されている。キャンパス総研によると、特に、医療・看護分野の学部新設やキャンパス拡張などの施策が多くの大学で共通してみられる成功要因だという。

◆9年間(2014年~2023年)で200%以上学部生が増えた大学ランキング
1位 東都大学(埼玉県)
2位 修文大学(愛知県)
3位 清泉女学院大学(長野県)
4位 人間環境大学(愛知県)
5位 兵庫医科大学(兵庫県)
6位 森ノ宮医療大学(大阪府)
7位 群馬パース大学(群馬県)
8位 山陽小野田市立山口東京理科大学(山口県)
9位 大阪成蹊大学(大阪府)
10位 環太平洋大学(岡山県)
11位 関西医科大学(大阪府)
12位 順天堂大学(東京都)

《中川和佳》

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