長い休みが始まると、普段の生活リズムが崩れがちになり、宿題や自主学習、習い事やお出かけなど、どのように時間を使うべきか悩むご家庭が多いのではないだろうか。
脳と教育のプロフェッショナル、東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修の「大ピンチ!解決クラブ1 時間の使い方」(KADOKAWA)は、小学生の日常生活に沿って、上手な「時間の使い方」をまんがで学ぶことができる1冊。本記事では、同書の中から、親子でいっしょに夏休みの「時間の使い方」について考えたり、計画を立てたりするためのヒントを、一部マンガを抜粋して紹介する。(本記事は、「大ピンチ!解決クラブ1 時間の使い方」(KADOKAWA)の一部を抜粋・改編し掲載している。キャラクターデザイン:しゅがお、カバーイラスト:はりかも、漫画:cotori)
長い夏休みのはずが、あっという間に終わってしまい、宿題は真っ白…という状況にならないために、余裕をもって夏休みを過ごすための秘訣とは。
夏休みの恐怖! 今年こそうまく過ごしたい!
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1か月の長いお休みも時間をうまく使うには!?
モモ:夏休みって、最初はやる気満々なんだけどね~……。
謎のお姉さん(以下、お姉さん):途中で崩れちゃう?
モモ:そう! 計画を最初に立てるんだけど、それもなんとなく立ててるだけっていうか……。
お姉さん:長いお休みはうまく使うのが難しいよね。それは大人も一緒!
モモ:そうなの?
お姉さん:そうそう。まあ、大人になったらそんなに長いお休みなんてなかなかないけどね。
モモ:せっかくだから上手に使いたい!
お姉さん:よし、計画を立ててみよう!
楽しい休みは計画が大切「〇〇な夏休み」
どんな夏休みにしたいか考えるところから、計画スタート! 長い休みは途中でだらけて気づいたら終わりがち。だから最初にゴールを決めよう!夏休みが終わったあとで、夏休みに題名を付けるとしたらどんなのがいいかな……と考えてみるといいよ!
例えばこんな夏休み!
・友達とたくさん遊んだ
・初めての場所に旅行した
・本を100冊読んだ
・料理の腕が上がった
・自由研究にすべてをかけた
・工作をしまくった
・習い事の練習をたくさんした
・とにかくゆっくり過ごせた
「サイコーの夏休みだった!」と思えるように3つのステップで計画を立てよう
1.決まってる予定を確認しよう!
まずは、夏休み中に「絶対やりたい予定」「間違いなく発生する予定」を確認しよう。家族旅行の予定など、もう決まっているものがないか、おうちの人に確認するといいよ!
2.やりたいことを3つ書き出そう!
次は、夏休みに「やりたいこと」を考えてみるよ。「〇〇な夏休み」にするためには外せないことを3つ書き出してみよう。絶対やりたいことには☆、なるべくやりたいことには◎、できればやりたいことには〇を付けてみよう
3.やらなきゃいけないことを確認しよう!
「やりたいこと」だけじゃなくて、「やらなきゃいけないこと」もあるはず。どんなことがあるか確認してみよう。絶対やることには☆、なるべくやることには◎、できればやることには〇を付けてみよう。宿題、習い事、お手伝い、ラジオ体操…ほかにも、人によって色々とあるはず!
大人でも難しい時間管理。本書は、性格タイプ別の時間の使い方の特徴や、「やることリスト」の例、時間をうまく使えるようになる脳を鍛えるゲームなど、子供の脳の成長にあわせたアドバイスが満載。時間の大切さを知り、主体的に「時間の使い方」を考えるためのツールとして本書を活用してみてはいかがだろうか。