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東京都、理数教育を推進「SIP拠点校」8校指定

 東京都は、2024年度(令和6年度)SIP(Scientific Inquiry Program)拠点校を指定した。2024年度~2025年度(第III期)には都立大森高等学校、都立農芸高等学校、都立若葉総合高等学校、都立羽村高等学校の4校が指定され、第II期の4校と合わせ8校が指定校となった。

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SIP(Scientific Inquiry Program)拠点校の指定について
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 東京都は、2024年度(令和6年度)SIP(Scientific Inquiry Program)拠点校を指定した。2024年度~2025年度(第III期)には都立大森高等学校、都立農芸高等学校、都立若葉総合高等学校、都立羽村高等学校の4校が指定され、第II期の4校と合わせ8校が指定校となった。

 東京都教育委員会は、理数教育の充実に向けた事業として、「スーパーサイエンスハイスクール(文部科学省指定)」「東京サイエンスハイスクール」「理数教育重点校」「理数研究校」「SIP(Scientific Inquiry Program)」などの推進を行っている。

 SIP(Scientific Inquiry Program)拠点校は、理数分野に興味・関心のある生徒に探究活動の機会の提供と継続的な指導を行い、生徒の意欲の向上と進路実現に資するとともに、学校としてノウハウとネットワークを構築。また、東京都の理数教育のさらなる充実のために、拠点校における取組みを全都立高等学校などに積極的に発信している。

 2024年度指定校は、2023年度~2024年度(第II期)に、都立青井高等学校 、都立浅草高等学校、都立荻窪高等学校、都立南平高等学校の4校を指定。2024年度~2025年度(第III期)に都立大森高等学校、都立農芸高等学校、都立若葉総合高等学校、都立羽村高等学校の4校が加わり、8校となった。

 指定校の取組内容は、大学教授などを招聘して、理数に関する探究活動に係る講演会や講義を実施し、生徒の理数に関する興味・関心を高めるとともに、探究的な活動を推進。研究室・企業の見学、フィールドワークなどの課外活動を通して、理数に興味・関心のある生徒の能力の一層の伸長を図る。さらに、専門知識を有する大学(院)生による課題研究などの継続的な指導を実施し、生徒の課題研究の取組みを充実させるとともに、興味のある生徒の能力を伸長する。

 また、教育委員会が主催する拠点校の生徒による研究成果発表会に参加し、理科や課題研究などで研究した成果を発表するとともに、情報交換を行う。そのほか、Tokyoサイエンスフェア研究発表会に参加するとともに、科学の甲子園東京都大会への出場や、各種科学コンテストなどへの参加を目指す。

 第III期指定校の大森高等学校は、SIP拠点校企画として7月6日に「宇宙分野 施設見学ツアー」を実施。全日制(21人)、定時制(4人)の計25人で、「筑波宇宙センター」と「つくばエキスポセンター」の施設見学を行った。農芸高校はWebサイトで、理数に関する講演会、施設等見学、探究活動、理数系資格取得を目指す取組みを行っていくとしている。

《田中志実》

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