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小学生の自由研究、7割超の保護者が「手伝っている」

 塾選は2024年8月15日、「小学生の自由研究」についての調査結果を発表した。実際に行ったのは、低学年は「観察」「工作」、高学年は「工作」「調べ学習」「観察」となった。保護者の71%が自由研究を手伝っており、テーマ決めから関わる家庭も多いことがわかった。

教育・受験 小学生
小学生の自由研究について
  • 小学生の自由研究について
  • 低学年(1~3年生)の自由研究内容
  • 高学年(4~6年生)の自由研究内容
  • 子供が興味がある分野
  • 保護者の手伝いの有無
  • テーマ決定者の割合
  • 保護者の手伝い内容
  • 自由研究における生成AIの利用経験・意向

 塾選は2024年8月15日、「小学生の自由研究」についての調査結果を発表した。実際に行ったのは、低学年は「観察」「工作」、高学年は「工作」「調べ学習」「観察」となった。保護者の71%が自由研究を手伝っており、テーマ決めから関わる家庭も多いことがわかった。

 「塾選」はDeltaXが運営する塾選びサービス。多くの小学校で夏休みの宿題として出される自由研究についての調査は、2024年5月、昨年時点で小学生の子供をもつ保護者を対象にインターネットで実施した。有効回答数は100名。

 自由研究の最初の一歩であるテーマ決めについて、子供たちが実際に行った内容を学年別に分析したところ、小学1年生と2年生は「観察」、3年生は「工作」が一番人気という結果となった。高学年(4年生から6年生)の自由研究では、4年生は「工作」、5年生は「調べ学習)」、6年生は「観察」がそれぞれ人気を集めた。

 学年ごとに人気のあるテーマに違いがあるのは、子供たちの興味や能力が年々成長するためで、低学年では身近にある自分が惹かれるものを観察するパターンが多く、手先の器用さや創造力が高まってくると工作に興味をもち始めるようすがうかがえる。

 子供の関心が高い研究テーマは1位「工作やアート」、2位「自然・科学」3位「食・料理」となった。これらのテーマは、創造力を刺激し、自分で手を動かして作業する楽しさを味わうことができ、特に工作やアートは自分のアイデアを形にする達成感があるため、人気が高いと考えられる。

 自由研究への保護者の関与度について、71%の保護者が子供の自由研究を手伝っていることがわかった。テーマ決めについても、58%の家庭が親子で一緒にテーマを決めているようだ。保護者の手伝い内容の最多は「テーマ決め」33%で、ついで「研究のまとめ」22%、「実際の研究内容」15%となった。保護者からのサポートがあることは子供にとって心強く、調査内容や制作物の幅も広がりそうだ。

 生成AIの自由研究への利用経験・意向を聞いたところ、74%の保護者が「使用したことがないし今後も使用しない」と回答した。「使用してみたい」と回答した保護者は26%。

 親が関与し、時にはリードしながら進めていく必要もある自由研究だが、95%の保護者が「自由研究をやって良かった」と回答している。塾選では、「親子で楽しむことで、子供たちの学びの意欲が向上し、コミュニケーションも深まります。保護者の適度なサポートが、子供の自主性と学びの充実を支える大切な役割を果たしています。ぜひ、この夏休みを親子で有意義な時間にしてください」とコメントしている。

《中川和佳》

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