損害保険ジャパン(以下、損保ジャパン)は、子供の貧困や地域産業の空洞化、過疎化・東京一極集中などの社会課題解決を目指し、小学生を対象とした仕事体験イベント「\みらいワクワク!/こども仕事体験フェスタ」を全国各地で展開する。これにより、地域の社会課題に対する持続的な取組みを進め、未来を担う子供たちが地域課題の解決や社会の発展に貢献する人物となることを期待している。
地域の社会課題は複雑化しており、損保ジャパンはこれまでも損害保険事業を通じた社会的役割の発揮や、防災・減災、文化・芸術、スポーツなどの取組みを通じた地域貢献活動を継続してきた。今回のイベント開催を通じて、地域一体となった持続的な取組みによる社会課題の解決を目指す。
同イベントは、全国各地の自治体や教育委員会の共催・後援のもと、損保ジャパンが企画・運営を行い、地域企業や団体に仕事体験のブースを出展してもらうことで、子供たちにリアルな仕事内容を学ぶ機会を提供する。これまでに沖縄県、広島県、埼玉県、熊本県で開催され、約100社の企業・団体が仕事体験ブースを出展し、約2,500名の子供たちがさまざまな仕事を体験した。参加した子供や保護者へのアンケート結果では、「次回も参加したい」「高い志で学ぶきっかけがつくれた」と回答した人が95%以上にのぼり、子供たちの将来について考える機会を提供できたことが実証されている。
また、取組みに賛同する全国パートナー企業の支援を加えることで、イベント価値の向上と運営コストの抑制により、継続開催可能な仕組みを構築している。たとえば、子供がスマートフォンを持つことでSNSトラブルが増加していることを背景に、全国パートナー企業であるLINEみらい財団と連携し、情報モラル教育を提供している。
今後、全国の自治体・企業・団体と連携し、各地で同イベントを開催予定。2024年度は12月に岐阜市、2025年2月に宮古島市と広島市、3月に奈良市と福井市で開催予定。2025年度には全国20か所程度での開催を見込んでいる。同イベントを通じて、社会課題解決・地方創生への貢献に取り組んでいくという。