東京女学館中学校・高等学校は、国際教育の先駆けとして設置している国際学級を、2026年度から1学年2クラスに拡充することを発表した。これにともない、中学入学試験の制度も変更される。
東京女学館は、国際学級の拡充により、1学年のクラス編制を6クラスのまま維持しつつ、一般学級を5クラスから4クラスに、国際学級を1クラスから2クラスに変更する。これにより、1クラス40人、1学年240人の定員のうち、一般学級で100名、国際学級で60名を募集することとなる。なお、同校併設の小学校からの推薦枠は別途設けられている。
一般学級の入試は、2月1日から3日にかけて計4回実施される。科目や配点、時間に変更はないが、募集人数が一部変更される。第1回(2月1日午前)と第2回(2月1日午後)は各35名を維持する一方、第3回(2月2日午後)は35名から20名に、第4回(2月3日午前)は25名から10名に変更される。
国際学級の入試は、年内に行われる「帰国生入試」と2月に行われる「一般生入試」が、それぞれ1回から2回に増加され、各回15名を募集する。「帰国生入試」では、科目選択制が維持され、「国語・算数」または「英語・算数」の2科目から選択できる。ただし、「英語・算数」で受験する際の英語の筆記試験は廃止され、英語資格による得点換算のみが行われる。面接は実施されない。
「一般生入試」では、科目は「国語・算数」の2科目で変更はないが、新たに英語資格による加点制度が導入される。具体的には、英検準2級で5点、2級で10点、準1級以上で15点が、2科目200点満点に加えられる。
東京女学館の国際学級の拡充と入試制度の変更は、国際社会での活躍を目指す子供たちにとって新たな機会を提供するものとなる。詳細な入試情報については、同校Webサイトに掲載している募集要項で確認できる。