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【高校受験2026】東京都立高校入試・進学指導重点校「西高等学校」講評

 2026年度(令和8年度)東京都立高等学校入学者選抜(都立入試)の学力検査が、2025年2月21日(土)に実施された。SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、共通問題(全5教科)と進学指導重点校(7校)の自校作成問題について講評を速報する。

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【高校受験2026】東京都立高校入試・進学指導重点校「西高等学校」講評
  • 【高校受験2026】東京都立高校入試・進学指導重点校「西高等学校」講評
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  • 【高校受験2026】東京都立高校入試・進学指導重点校「西高等学校」講評/2022~2026年 英語の出題
  • 【高校受験2026】東京都立高校入試・進学指導重点校「西高等学校」講評/数学 レーダーチャート
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 2026年度(令和8年度)東京都立高等学校入学者選抜(都立入試)の学力検査が、2026年2月21日(土)に実施された。東京都教育委員会が同日に発表した受検状況によると、全日制の募集人員は3万337人、最終応募者数3万8,030人のうち3万5,310人が受検し、受検倍率は1.16倍だった。

 リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査・進学指導重点校「西高等学校」の講評を速報する。このほかの共通問題(全5教科)と進学指導重点校(全7校)の自校作成問題についても同様に順次掲載する。

西高等学校<英語>講評

1.リスニング問題:小問数5

 問題Aと問題Bの二部構成です。問題Aは設問ごとの対話文と質問を聞いて、与えられた選択肢から答えを選ぶ形式が3つあります。問題Bはある外国人の先生のスピーチと質問を聞いて適切な答えを選ぶ問題と、英語で答えを記述する問題が1つずつあります。形式は2017年から変わっていないため、日ごろから英語の発音に耳を慣らしておくとともに、質問に対する答えを英語で簡潔に書く練習を数多く行うことが全問正解の鍵となります。

2.対話文の読解(約1280語):小問数12

 美術作品の保存や修復をする人と、学校の美術部の生徒たちによる対話文です。並べかえ英作文は動詞の候補となる語が4語~5語と多いため、主語ー動詞の対応関係を考えながら解いていく必要があります。また、要約文中の空所補充問題では、対話全体の流れを理解することに加えて、空所に合う形で品詞や語形を考えることが求められます。

3.説明文の読解(約860語):小問数9

 AIと人間の学習方法の違いについての説明文です。「外国語を学ぶ時に、新しい単語を学ぶよい方法は何か」というテーマの英作文が出題されました。限られた時間内で書き終えるためには、日ごろからの練習が重要です。また、内容一致問題は例年通り、正解の選択肢の数がわからない形式でしたが、あまり時間をかけすぎないようにしたいところです。

4.物語文の読解(約980語):小問数10

 蚊などの生き物から、生活を豊かにするための知恵を学ぶという内容について発表している場面が描かれた物語文です。本文中の空所に入る英文や語句の組み合わせを選ぶ問題は都立西高で頻出で、本文の深い内容理解が求められます。また、本文中の英文を並べかえる問題は、文の順番を決める上でヒントとなる語句に注目することで素早く解くことができました。過去の入試問題を解き、都立西高で頻出の形式に慣れておくことが重要です。

西高等学校<数学>講評

1.小問集合

 平方根の計算、二次方程式、確率、データの活用、作図の5問からなる小問集合で、2022年から5年連続で同じ構成での出題でした。いずれも標準的な問題ですが、正確な処理が求められます。

2.二次関数

 〔問1〕は変域、〔問2〕は平行線と交点の座標、〔問3〕は三角形の面積に関する問題でした。〔問2〕は解法を工夫できたかどうかで計算量に差がつきました。〔問3〕は与えられた情報をどのように活用するかが鍵でしたが、正答できた受検生は多くなかったものと思われます。

3.円

 円と三角形に関する問題でした。〔問1〕は線分の長さ、〔問2〕は三角形の相似の証明、〔問3〕は三角形の面積を求める問題で、いずれも基本から標準レベルの難度でした。〔問3〕も解答に至るまでの計算量は多くないので、完答を目指したい大問でした。

4.文章題

 正八角形の周りを点が移動する状況を考察していく問題でした。〔問1〕は基本的な出題です。〔問2〕は問題文から立式できれば解法の方針も立てやすかったことでしょう。〔問3〕は〔問2〕までと問題の設定内容が異なったうえに、やや煩雑な処理が求められるため、正解できた受検生は少なかったものと思われます。

西高等学校<国語>講評

1.漢字の読み取り

 三字熟語を1問含む4問が出されました。受検生になじみの薄い語句も出されています。

2.漢字の書き取り

 こちらも三字熟語を1問含む4問が出されました。文脈から意味を推測することができ、標準的な難度のものでした。

3.樋口明雄『太陽を背にうけて』

 南アルプスにある、とある山小屋を舞台とした小説文からの出題です。平易な言葉で書かれた文章であったため、内容の理解はしやすかったと言えます。制限字数75字の記述は、傍線部以降の内容を精読することで対応することができるものでした。記号選択5問は、登場人物の心情や表現の特徴の正確な把握が求められます。

4.森一郎『ニーチェ 哲学的生を生きる』

 道徳と文学においての自由と強制について述べられた論説文からの出題です。中学生にとってなじみのないテーマであり、難解な表現が多いことから、注釈も参照しながら丁寧に読解する必要がありました。設問では記号選択に判断に迷う選択肢が含まれるため、丁寧に検討する必要があります。例年通り、自分の考えを述べる条件作文も出されているため、全体的に時間のかかる大問と言えます。

5.安田登『「うた」で読む日本のすごい古典』

 「色」「空」というキーワードをもとに、世阿弥の和歌に対する考え方をまとめた文章からの出題です。文中に古典からの引用がありましたが、直後に現代語訳が書かれていたため、内容の理解はしやすかったと言えます。設問はすべて記号選択であり、いずれも根拠とすべき箇所が明確であったため、極力失点は避けたいところです。


 このレポートは、2026年2月22日(日)に速報としてSAPIX中学部が作成したもの。

協力:SAPIX中学部

SAPIX中学部 提供
東京都立高校入試講評(2015~2026年)
《編集部》

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