相模女子大学は2026年4月、学芸学部に「国際コミュニケーション学科」を新設した。第1期生49人が入学し、英語と韓国語の多言語教育や女子大学で初となる国際バカロレア(IB)教員養成プログラムに対応した学びを本格始動。探究型の教育を通じて、グローバル社会で活躍する人材の育成を目指す。
同学科は、多文化時代に求められる「自分で問いを立て、考え、行動する力」を育む探究型の学びを特徴としている。従来の知識習得型教育に加え、対話・協働・実践を重視した教育スタイルを採用。学生は多様な価値観に触れながら、国際社会で必要とされる「考える力」「伝える力」「協働する力」を身に付ける。
大きな特徴の1つは、女子大学で初となる国際的な教員資格「国際バカロレア(IB)」の教員養成プログラム(認可申請中)に対応している点だ。中学・高校の教員免許状取得と組み合わせることで、国際基準の教育者を目指すことが可能となる。カリキュラムにはIB教育のエッセンスを取り入れ、探究や表現を循環させる学びを提供する。
語学面では、英語に加えて韓国語など複数言語を学べる環境を整備。多文化理解と国際感覚を養うとともに、海外研修や留学制度も充実させている。The Study Abroad Foundation(SAF)との連携により、世界約50大学以上からさまざまな期間や内容の研修を選択できる。
専門性を深めるため、学生は5つのプログラムを自由に組み合わせることが可能だ。「Global Practitioner Program(実践力)」「Area Studies Program on Korea(韓国専門)」「Advanced English Studies Program(英語専門)」「Global Education Program(教育・IB)」「Communication Designer Program(コミュニケーションスキル・デザイン)」が用意されている。
韓国分野のプログラムでは、韓国コスメブランド「rom&nd」の日本正規販売代理店である韓国高麗人蔘社と連携。実際の企業課題に触れるプロジェクトなどを通じ、座学にとどまらない実践的な学びを展開する。
卒業後の進路は、外資系・グローバル企業をはじめ、観光・航空、メディア、教育など幅広い分野が想定されている。2026年4月に入学した第1期生49人は、留学や国際教育への挑戦、語学を生かした社会貢献など、それぞれの志をもって新しい学びの第一歩を踏み出した。

