全国大学生活協同組合連合会は2026年7月31日、4月に入学した新入生の保護者5万5,076人を対象に実施した「2026年度保護者に聞く新入生調査」の概要報告を公表した。調査によると、入学しなかった大学への納付金が平均27万2,750円にのぼり、受験から入学までの費用負担が浮き彫りとなった。
同調査は、大学受験から入学までにかかる費用や保護者の意識を把握し、サービス改善に活用することを目的に2007年から毎年行っている。2026年度は、4月から5月にかけてインターネット調査を実施。全国177の大学生協を通じて、新入生の保護者5万5,076人から回答を得た。
入学までにかかった費用のうち、支出金額がもっとも大きい項目は「入学した大学への納付金」で72万1,030円だった。ついで「未入学大学納付金」が27万2,750円、「教科書・教材・パソコン費用」24万7,710円、「入居・引越費用」22万4,840円となった。未入学大学納付金の平均額は設置者や専攻により異なり、国公立6年制医歯薬系では66万1,300円、私立6年制医歯薬系では41万7,820円に達する。
予定と違って困ったこととして、「入学しない大学に入学金や授業料を払った」と回答した保護者は21.2%にのぼった。費用面ではほかにも、「教科書や教材、パソコンなどの費用が高かった」が45.9%、「家賃や新生活用品の費用が高かった」が25.8%となっている。また、私立大学の合格発表から入学金の支払いまで1週間程度と短く、現金を準備するのが大変だったという声も上がっている。
受験から入学までの総額は、自宅通学の国公立文科系が116万3,820円ともっとも低い。一方、下宿をする私立6年制医歯薬系では282万4,290円ともっとも高い結果となった。費用準備については「学資保険に入っていた・進学用の貯金をしていた」保護者が44.7%と、長期間にわたる準備を行っている。スケジュール管理や費用準備への悩みは2022年から増加傾向にあり、早めの情報収集が不可欠といえる。

