日本人の海外留学者数は低下傾向…文部科学省

 文部科学省は12月22日、OECD等における統計をもとに、日本人の海外留学者数を集計した結果を発表した。

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日本人の海外留学状況(2008年度統計)
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 文部科学省は12月22日、OECD等における統計をもとに、日本人の海外留学者数を集計した結果を発表した。

 OECD等2008年統計による日本人の海外留学者数を集計したところ、66,833人で前年と比べて8,323人減少(約11%減)している。留学者数の多い国はアメリカ合衆国(29,264人)、中華人民共和国(16,733人)、イギリス(4,465人)となっている。

 出典元は、OECD諸国については、OECDが公表している「図表でみる教育(Education at a Glance)」、その他の国については、ユネスコ文化統計年鑑による統計をもとにしている。ただし、アメリカ合衆国、中華人民共和国、台湾については、それぞれ、国際教育機関 Institute of International Education (IIE)「Open Doors」、中国教育部、台湾教育部による統計をもとにしている。

 なお、IIE「Open Doors」の発表(11月15日付)によると、2009年のアメリカ合衆国への日本人留学者数は24,842人となっており、中国、インド、韓国、カナダ、台湾に次いで6位。前年度比では15%減少と低下率が最も高い結果となっている。
《前田 有香》

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