日本漢字能力検定協会は1月12日、2011年の大学入試における日本漢字能力検定(漢検)資格の活用状況について調査した結果を発表した。調査は2010年の7月〜12月にかけて、全国の四年制大学と短期大学の入試担当者を対象に行い、1,038校から回答を得た。 それによると、漢検資格を評価の指標として活用しているのは、四年制大学で300校(40.9%)、短期大学では160校(44.1%)となった。活用していると回答した大学・短大に、その入試の種別をきいたところ、いずれも「推薦入試」「AO入試」という回答が多数となった。 またどのように活用しているかに関しては、「合否判定考慮」がもっとも多く、「出願条件」や「点数加算(点数化)」という回答がそれに次いでいる。 漢検の取得級については、評価対象級を具体的に設けていない学校がもっとも多く、設定しているところでは主に3級〜2級以上が対象とされている。