学校給食の実施率は94.3%、月額給食費は小学校で約4,100円

 文部科学省は1月24日、学校給食の現状と課題を把握し、改善充実を図ることを目的とした平成21年度学校給食実施状況等調査の結果を発表した。

生活・健康
学校給食の実施率
  • 学校給食の実施率
  • 学校給食関係職員の配置状況
  • 学校給食費
  • 米飯給食の実施回数
 文部科学省は1月24日、学校給食の現状と課題を把握し、改善充実を図ることを目的とした「平成21年度学校給食実施状況等調査」の結果を発表した。

 調査の対象は、国公私立の小・中学校(中等教育学校前期課程を含む)、特別支援学校、夜間定時制高等学校、共同調理場の全数調査。平成21年5月1日現在、オンラインによる調査。

 結果によると、国立私立学校における学校給食の実施校数は全国で32,400校、実施率は94.3%で、完全給食の実施率は90.3%となっている。

 栄養教諭・学校栄養職員数は12,325人で、前年と比べて78人の増加、このうち栄養教諭は2,736人で、前年比で769人増加している。

 給食調理員数は62,274人で、前年と比べると1,976人の減少となっている。また、非常勤職員の割合は38.9%で、前年と比べ1.4ポイントの増となっている(調理方式別給食実施状況、外部委託状況等については、隔年実施のため今回調査はしていない)。

 保護者が負担する給食費の月額は、小学校で約4,100円、中学校で約4,700円となっている。

 米飯給食を実施している学校数は、全国で30,958校となっており、これは完全給食を実施している学校の99.9%で、前年と同率だった。また、週当たりの米飯給食の回数は3.2回で、前年より0.1回の増となっている。
《前田 有香》

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