電通と博報堂は3月10日、昨年9月に共同設立した産学連携ラボ「MIRAI DESIGN LAB.」の第一弾の活動となるコンテスト「MIRAI DESIGN AWARD 2030」の受賞者について発表した。 同コンテストは、今から20年後の「2030年の社会」をテーマに、全国の大学生・大学院生からアイデアを募り、昨年10月〜12月の募集期間内に合計40件の応募があったという。 選考には同ラボのメンバーと大学教授、特別審査員として東京大学公共政策大学院客員教授・増田寛也氏と建築家の中村拓志氏があたり、構想力やアイデアの新しさ、実現性といった観点から受賞5チームを決定した。 受賞チームは、同ラボの研究メンバーに加わり、アイデアを具現化していくために活動に従事していくという。電通・博報堂両社の社員とのセッションや、有識者とのワークショップを通じて練り上げたアイデアについては、7月にあらためて発表される予定。◆MIRAI DESIGN AWARD 2030 受賞作品・広告医学が拓く、新たな医療のカタチ/横浜市立大学 医学部医学科 「The Eggs」:武部貴則、竹内一朗、鈴木オリエ・信任貨幣(Confidence Currency)/東京大学大学院 学際情報学府 「Team コモンズ」:天野彬、山岸拓也、工藤尚弥・Moira Mirror〜未来のための健康リマインダーシステムの提案/早稲田大学大学院 国際情報通信研究科 マルチメディアサイエンス分野 「Team_NRK」:徐子雁、張伊雯、張棋翔・未来に灯りを灯す/九州大学 統合新領域学府 ユーザ感性学専攻 「灯り」:水上郁太郎、亀井昴、姉川伊織・ノマドパスポート -NOMAPO-/慶應義塾大学 総合政策学部 総合政策学科 「ジャック・サカイ」:小川慶大、飯田麻友、仲川孔望