広域通信制高校の代々木高校は3月29日、東日本巨大地震による被災家庭の高校生の受け入れについて発表した。 同校は、株式会社代々木高校が運営する通信制の私立高等学校。1993年にオルタナティブスクール(代々木高等学院)としてスタートし、2005年に構造改革特区制度により三重県志摩市より認可を受け代々木高等学校として開校。2006年には通信制課程広域制承認を受けている。 現在では三重県志摩市の本校の他、関東、東海、関西を中心とした全国に点在する民間教育機関や企業と連携した「サテライト教室」を展開し、既存の全日制高校に居場所を見いだしにくい生徒たちに「特化した育み環境」を構築しているという。 同校では開校以来、就労を前提とした奨学金コースなどをいくつも用意し、金銭的な理由で高校進学をあきらめていた生徒たちを応援してきたといい、今回、被災した生徒たちについても、1年間の学費を実質免除するほか、教科書の無償貸与の措置をとるなど、通信制高校への転編入を積極的に受け入れていくとしている。