東京都公園協会は6月28日、「旧岩崎邸庭園 子どもわくわく体験ウィーク」の実施について発表した。 旧岩崎邸庭園は、台東区池之端にある都立庭園。三菱創設者・岩崎家本邸だった建物とその庭園が公園として整備されたもので、2001年より東京都が管理している。園内の洋館、大広間、撞球室の3棟と宅地全体が「旧岩崎家住宅」として国の重要文化財に指定されている。 今回のイベントは、夏休みの自由研究支援として、子どもたちを対象に初めて開催するもの。7月30日〜8月14日のイベント期間中は、建物の特徴や歴史などをイラストや写真などを多く用いて分かりやすく紹介した同園オリジナルのワークブック「旧岩崎邸庭園わくわく探検ブック」を配布する。 また、園内での小学生写生大会や、子ども向け金唐紙(きんからかみ)ワークショップ、ペーパークラフト・紙工作教室など、子どもたちが楽しめるイベントを予定しており、重要文化財の魅力も知ることができるという。◆旧岩崎邸庭園 子どもわくわく体験ウィーク日時:7月30日(土)〜8月14日(日) 9:00〜17:00(最終入園は16:30まで)場所:旧岩崎邸庭園(台東区池之端1-3-45)入園料:一般および中学生400円、65歳以上200円 ※小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料【旧岩崎邸庭園わくわく探検ブックの配布】日時:期間中毎日配布場所:サービスセンター対象:中学生以下【小学生写生大会】日時:7月30日(土)9:30〜16:30 ※事前申込した参加者に9時から受付にて画用紙を配布 ※雨天時は31日(日)に順延、31日が雨天の場合は中止)場所:洋館玄関前・芝庭 ※大会翌日から作品を洋館内に展示費用:無料(入園料別途)持ち物:鉛筆・水彩絵の具(または色鉛筆)・画板・帽子 ※屋外活動のため各自熱中症対策をすること。大会当日のみサンシェード(自立式タープ)の持込み可(テントは不可) ※レジャーシートは持込みできない(同園で座布団を貸与)対象:小学生とその保護者定員:洋館玄関前 親子10組20名/芝庭 親子25組50名申込方法:7月1日(金)から電話またはファクスにて先着順に受付【写生展示】日時:7月31日(日)〜8月14日(日) ※写生大会が31日の場合は、8月1日(月)から開始 ※写生大会中止の場合、写生展示は行わない場所:洋館2階 集会室(予定)費用:無料(入園料別途) ※作品は展示終了後、郵送にて返却【子ども向け金唐紙(きんからかみ)ワークショップ】日時:8月6日(土)・7日(日)10:00〜16:30 ※雨天決行場所:撞球室(どうきゅうしつ)前内容:旧岩崎邸をモチーフにしたデザインの版木を使い、親子で「打ち込み」から彩色までの工程を体験 ※金唐紙(きんからかみ)とは、もともとヨーロッパで壁の内装に用いられた金唐革の技法を和紙で再現したもの。金属箔を貼った手すき和紙に、文様を彫った版木棒を重ね凹凸をつけ、彩色した皮に見える豪華な最高級壁紙講師:金唐紙研究所 池田和広氏費用:1組2,500円(材料費込・入園料別途)持ち物:汚れてもいい服装・帽子対象:小学生とその保護者定員:各日親子12組24名申込方法:7月8日(金)から電話またはファクスで先着順に受付共催:金唐紙友の会【ペーパークラフト・紙工作教室】日時:8月13日(土)・14日(日) 午前の部 10:00〜12:00(随時受付) 午後の部 14:00〜16:00(随時受付) ※雨天決行場所:撞球室前内容:旧岩崎邸の洋館や意匠などを、ペーパークラフトや紙工作で再現講師:同園サービスセンター職員費用:50円(材料費込・入園料別途)対象:中学生以下(小学生以下は保護者同伴) ※当日自由参加、材料がなくなり次第終了【ミミズク先生ミニガイド・岩崎久彌(ひさや)ものがたり】日時:8月2日(火)・4日(木)・9日(火)・11日(木) 午前の部 11:00〜11:30 午後の部 14:00〜14:30 ※雨天決行場所:撞球室前内容:「旧岩崎邸庭園わくわく探検ブック」に登場する「ミミズク先生」が、岩崎久彌の一代記を面白いエピソードを交えて紹介する講師:ミミズク先生に扮したガイドボランティア費用:無料(入園料別途)対象:中学生以下(小学生以下は保護者同伴)※当日自由参加