【中学受験・進学塾の悩み解決:SAPIX】夏期講習は家で弱点対策をしたいが時間がとれないのではと心配

 夏期講習では宿題がたくさん出ると聞きますが、授業以外にも課題が出るということでしょうか。夏期講習は家で弱点対策をしたいのですが時間がとれないのではと心配です。何を優先すればよいでしょうか。

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 「夏期講習では宿題がたくさん出ると聞きますが、授業以外にも課題が出るということでしょうか。夏期講習は家で弱点対策をしたいのですが時間がとれないのではと心配です。何を優先すればよいでしょうか。」に回答します。

 6年生の夏期講習では多くの課題が与えられます。5年生以下ですとまだ驚くほどの量ではありませんから計画的に進めていけば、十分に有意義な時間が過ごせるのですが、6年生は授業時間が多いうえに課題も山もりです。

 特に毎年サピックスの生徒が苦労するのが過去問(通称:電話帳)です。分厚い本をポンと渡され「やりなさい」という雰囲気です。正確に時間を計って取り組めたうえに内容の振り返りまで丁寧にできるのであれば、それに越したことはありません。

 しかし「過去問のやり方」を学ばないで、ひたすら問題集的に処理してしまうのであれば時間の浪費以外なにものでもありません。過去問演習で入試本番において効果を上げるには、然るべき受験のプロのアドバイスが必要不可欠だからです。

 サピックスの夏期講習中には、残念ながら過去問についての助言は期待できません。したがって夏期講習中の家庭学習は、サピックスの授業に寄り添ったものである方がよいでしょう。

 苦手単元を...というお考えは至極当然ではありますが、得てして親御さんがお考えになる苦手分野とお子様が苦手とする単元は不一致を起こすものです。また、単元の重要性(志望校を考えて)も加味しなければいけませんから、ご家庭独自のご判断はなかなか難しいのが現実です。消去法的な選択になってしまうのですが、プロによる第三者的なアドバイスが受けられる環境にない場合は、授業の復習に力を注がれるのが良いでしょう。
《中学受験 個別指導のSS-1 講師》

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