昭文社は、『震災時帰宅支援マップ首都圏版』を8月22日から順次発売する。震災時帰宅支援マップ首都圏版は、大地震が発生して都心の交通網がマヒした場合、自宅まで歩いて帰るためのサポートをする地図。3月11日に発生した東日本大地震では、とくに都心で多くの帰宅困難者が発生した。これを受けて、最新版では、より実用性を重視した内容を追加した。地震が起こったとき、まずどう対応すればよいかや、「徒歩帰宅」をする場合、実際の道順をどのように決めたらよいかを解説した「震災時対応マニュアル」を充実した。地震が起こった際、どう対応すればよいか、「オフィスにいた場合」、「地下鉄に乗っていた場合」などシチュエーション別の対応方法や、実際に徒歩帰宅する場合の道順の選定方法、帰宅支援ルートを歩く際のポイントなどをまとめた。また、現在地から自宅までのおおよその距離感や時間、ルートを検討できる1枚ものの地図「東京15km圏経路MAP」も付録として追加した。23区内のほぼ全域を網羅した地図で、3km間隔でメッシュ線、5kmごとに同心円が描かれているため、現在地から自宅までの方向や距離、時間と道順を1枚で検討できる。メインの「帰宅支援ルートマップ」に加えて、一覧できる地図で全体を把握できるようにした。価格は840円。