KDDIらが被災地の受験生に無償学習支援、タブレット活用も

 「希望の木プロジェクト」実行委員会、KDDI、キャスタリア、学校法人信学会、manavee.comは、宮城県石巻市において、東日本大震災により被災した高校・大学受験生を対象とした無償学習支援を実施する。

教育・受験 受験
石巻市における受験生支援について
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 「希望の木プロジェクト」実行委員会、KDDI、キャスタリア、学校法人信学会、manavee.comは、宮城県石巻市において、東日本大震災により被災した高校・大学受験生を対象とした無償学習支援を実施する。

 石巻市教育委員会の後援により、石巻専修大学が取り組む「復興共生プロジェクト」の一環として2011年11月29日から2012年3月の受験終了まで実施するもの。石巻専修大学の教室を利用して、高校・大学受験生への受験講座を行う。さらに、高校受験生には採点・結果通知を含む模擬試験も実施するという。

 また、タブレット端末を使用して授業動画コンテンツによるオンライン学習サービスを提供し、受験生が効果的に自習できる環境を構築するという。

 具体的には石巻市では、中学生約100名、高校生約50名を対象(予定)に実施。高校受験生向けには、講師による受験講座、県立入試対策模試3回分(採点、結果通知、解説動画含む)のほか、自習目的に通常授業の動画、冬期講習6日間×3コースの授業動画を提供。大学受験生向けには、講師による受験講座、「ソーシャル予備校」講義動画、「manavee.com」で提供されている講義動画を提供する。

 また高校・大学受験生の両方に、タブレット端末「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」の提供およびWi-Fi設置によるオンライン環境の構築、受験生持ち込みによる教材での学習サポートを行う。

 同取り組みについて、今後は、各自治体と連携し、他の被災地域にも学習支援を拡大する予定という。
《田村麻里子》

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