Androidマーケット内に33個の悪意あるプログラムを発見

 Dr.WEBのウイルスアナリストが、Androidマーケットの公式アプリ内に悪意のあるプログラムが多数含まれていることを発見した。

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株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は12月6日、同社のウイルスアナリストがAndroidマーケットの公式アプリ内に悪意のあるプログラムが多数含まれていることを発見したと発表した。これらのプログラムはすべて、被害者の承諾なしに有料の番号にSMSを送信するトロイの木馬「Android.SmsSend」ファミリーに属していた。Google社はDr.WEBからの通知を受け、それら悪意のあるアプリを即座にAndroidマーケットから削除した。

悪意のあるプログラムは2人の異なる開発者によって作成されており、Androidマーケット内に33個が確認された。マルウェアの大半は、Androidのデスクトップ用壁紙を変更することができる画像ディレクトリのアプリとして配信され、実際にそのような機能を持っている。また、星占いの作成やダイエットのプログラムなども確認された。これらのインタフェースは非常にシンプルで、実際の機能を持つことでユーザに課金されるSMSを送信するというウイルス製作者の真の目的を隠そうとしている。さらに攻撃者はアプリがユーザの目に留まるよう、プログラムの説明にまったく関係のない人気のあるフレーズを入れ、Androidマーケットでの検索結果の上位に現れるようにしている。

Androidマーケット内に33個の悪意あるプログラムを確認(Dr.WEB)

《吉澤亨史@ScanNetSecurity》

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