15日、産業能率大学が公表した「社長が選ぶ今年の社長2011」ランキングで、ソフトバンクの孫正義社長が2年連続でトップに選ばれた。ランキングは、従業員数が10人以上の企業経営者(経営トップ)を対象に、“2011年の最優秀経営者が誰だと思うか?”を尋ね、その結果をまとめたもの。孫社長は、先を見据えたビジョンに向けて挑戦する姿勢や迅速な行動などを推す声が多く、東日本大震災後の寄付行為への評価も高かったとしている。2位は10月に急逝したアップル元CEOのスティーブ・ジョブズ氏、3位はユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正氏。自動車業界からは、トヨタ自動車の豊田章男氏が4位、日産自動車のカルロス・ゴーン氏が6位、スズキの鈴木修氏が10位にランクインしている。社長が選ぶ今年の社長20111位:孫正義氏(ソフトバンク)140票2位:スティーブ・ジョブズ氏(Apple)103票3位:柳井正氏(ファーストリテイリング)41票4位:豊田章男氏(トヨタ自動車)33票5位:稲盛和夫氏(日本航空)14票6位:カルロス・ゴーン氏(日産自動車)13票7位:守安功氏(ディー・エヌ・エー)10票8位:マイケル・ウッドフォード氏(オリンパス)7票9位:永守重信氏(日本電産)7票10位:鈴木修氏(スズキ)6票また、来年(2012年)の動向に注目する会社を、自由回答(1社)で尋ねたところ、もっとも回答が多かったのは、損失隠しで揺れるオリンパス。2位は今年の社長でトップになった孫正義氏のソフトバンク、3位はトヨタ自動車。調査は11月25日から12月5日までの11日間、インターネット調査会社を通じて541人の経営者を対象に実施した。