センター試験がいよいよ2日後に迫った。昨年は、携帯電話を使用したカンニング行為が発覚したこともあり、大学入試センターは受験生に事前に配布する文書「受験上の注意」に、携帯電話に関する事項などを追加し、受験生へ注意を呼びかけている。 文書には、試験時間中の所持品の取り扱いとして「携帯電話等の電子機器類は試験室に入る前に必ずアラームの設定を解除し電源を切っておく」としたうえで、「これらをかばん等にしまわず、身に付けたり手に持っていると不正行為となることがあります」と明記されている。 不正行為とみなされる試験時間中の行為については、「カンニングをすること」や「携帯電話や電子辞書、ICレコーダー等の電子機器を使用すること」など、ただちに不正行為となる9項目を細かく定めている。不正行為を行った場合は、その場で受験の中止と退室を命じられ、それ以後の受験はできず、受験したすべての教科・科目の成績は無効となる。 上記とは別に「不正行為とみなされることがある」事項として、「携帯電話等の電子機器類や定規、コンパス、電卓等の補助具をかばん等にしまわず、身に付けていたり手に持っていること」や、「携帯電話や時計の音を長時間鳴らすなど試験の進行に影響を与えること」など9項目を明記。大学入試センターによると、これらの疑わしい行為については、試験監督により警告が行われ、指示に従わない場合は不正行為として扱われるという。
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