都立小石川中等教育学校で採点ミス、9名が追加合格に

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平成24年度都立小石川中等教育学校における入学者決定検査問題 適性検査IIIの2問題2(2)
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  • 都立小石川中等教育学校
 東京都教育庁は6月14日、今年2月に実施した都立小石川中等教育学校の入試において、適性検査問題の解答例に誤りがあったと発表した。あらためて採点を行った結果、9名の追加合格者が生じたという。

 小石川中等教育学校の平成24年度入試は、今年2月3日に適性検査を実施、9日に合格発表、10日に入学手続きが行われ、男女合わせて160名に合格者が決定していた。

 誤りがあったのは、2月3日に実施された一般枠入試の適性検査IIIの2問題2(2)。27個の立方体を使った3×3×3の立体パスルにおいて、色の付いた立方体を入れ替えて、見本例と同じように作る際の入替操作の回数とその理由を問う問題となっている。

 当初、学校側が用意した解答例では、3つの選択肢(あ、い、う)のうち、奇数である「い」のみが正解とされ、解答例に沿って採点がなされ、合格者を決定していた。

 しかし、5月28日になって、日能研から同問題について、誤りではないかという指摘があり、同校で改めて点検・確認を行ったところ、指摘どおりに学校が想定していた以外の解法があり、3つの選択肢のいずれも正解であることが明らかになったという。

 小石川中等教育学校では、問題についての正しい採点基準を作成し、再度採点を行い、あらためて総合成績を算出したところ、2月の選考の際に不合格となった男子4名、女子5名の計9名について、追加合格とすることにしたという。

 追加合格者については、他の中学校へ進学し時間が経っていることもふまえ、本人と保護者の意向を確認のうえ対応するとしている。なお、2月の選考で既に合格している場合は、正しい採点基準による選考結果にかかわらず合格判定は有効とするとしている。

 問題は、小石川中等教育学校が独自に用意したもので、校内の検討委員会や都教育委員会の支援のもとで検証されていたが、誤りを発見できなかったという。その原因について学校側では、作成担当者の先入観や、解答例の正誤を問う視点が検討委員会に不足していたと説明。また、都教育委員会では、問題のつくり方やルビのふり方などに重点が置かれ、問題の本質そのものに対するチェックが不十分だったと説明している。
《田崎 恭子》

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