全国の高校生が学校対抗で科学の力を競う「第14回科学の甲子園全国大会」が2025年3月21日～24日に開かれ、全国代表47校の頂点が決定した。優勝は東京都代表の東京都立小石川中等教育学校。
「科学の甲子園全国大会」は、科学好きの裾野を広げ、次世代の科学技術・イノベーションの創出を担う人材の育成を目的に創設。全国の高校生らが学校対抗で科学の力を競うこの大会には、全国から717校、8,158人がエントリーし、各都道府県で選抜された47の代表校が全国大会に参加した。参加校は1、2年生が6～8人でチームを組み、科学に関する知識とその活用能力を駆使してさまざまな課題に挑戦した。
大会は筆記競技と3種目の実技競技の得点を合計した総合成績で競われ、東京都立小石川中等教育学校が優勝を果たした。ついで、長野県代表の長野県諏訪清陵高等学校が第2位、滋賀県代表の滋賀県立守山高等学校が第3位となった。このほか、産学官連携による科学技術系人材育成を推進する企業賞などがあわせて発表された。
次回、第15回科学の甲子園全国大会は、2026年3月下旬に茨城県つくば市で開催予定。JSTは、発達段階に応じて児童・生徒の才能を伸ばせるよう体系的な人材育成に取り組んでおり、今後も「科学の甲子園全国大会」を始めとする事業を通じて、科学好きの裾野を広げ、児童・生徒が才能を十分に発揮し、切磋琢磨する機会を提供していくとしている。
大会の概要など詳細は、JSTのWebサイトで確認できる。
