高校受験の経験が子どもたちにとって意味するもの…ベネッセ調査

教育・受験 受験

受験に関する時期
  • 受験に関する時期
  • 志望校を決めるのに重視したこと
  • 受験の悩みについて(子ども)
  • 受験の悩みについて(母親)
  • 高校受験の努力・大変さ・満足度
  • 高校受験のよかったこと・反省点
 ベネッセは、高校受験の経験が子どもたちにとってどのような意味をもつのかを明らかにするため、2011年9月に実施した「全国の高校1年生とその母親に高校受験に関する振り返り調査」によると、高校受験を通じて、多くの子どもたちが進路に前向きな気持ちや自分の成長を感じていることがわかった。

 同調査は、高校受験を経験した高校1年生の子どもがいる母親にインターネット調査を行い、母子3,085組のサンプルをもとにまとめたという。志望校選びや受験勉強のあり方と、成長実感や現在の学習状況との関連を明らかにすることを目的としている。

 受験に関する時期について、高校受験を意識し始めた時期は、「中2の後半」までが35.5%、「中3の初め頃」までが61.4%、「中3の夏休み頃」までが77.7%。高校受験に向けた勉強を始めた時期は、「中3の夏休み頃」までが64%。今通っている高校が受験校の候補としてあがった」時期は、ばらつきが多いが「中3の夏休み後ぐらい」までが71.4%という結果が明らかになった。夏休み頃に7割以上の子どもが受験を意識し、約6割の子どもが志望校の候補をあげて受験勉強を始めている。

 志望校を決めるのに重視したことについて、「自分の学力にあっている」(94.9%)がもっとも多く、次いで「通学に便利な場所にある」(70.9%)、「教育方針や校風がよい」(61.2%)の順だった。一般入試よりも推薦入試で入学した子どものほうが「特色のある授業、カリキュラムがある」「とりたい資格がとれる」「入りたい部活がある」などの学校の特色を重視している傾向が見られる。

 勉強時間について、高校入試直前には学校外での勉強時間が長くなり、成績上位の子どもでは週あたり約32時間となり、1日あたり4~5時間勉強している。しかし、成績下位の子どもは週あたり平均で約18時間にとどまり、1日あたり2~3時間しか勉強していない。

 受験の悩みについて、子どもは「合格できるか不安だった」(80.6%)がもっとも多く、次いで「なんだかイライラした」(65.6%)、「何を勉強すればよいのかわからなかった」(64.5%)の順に多かった。「何を勉強すればよいのかわからなかった」や「思うように成績が伸びなくて悩んだ」など勉強面での悩みは成績による差が大きかった。

 一方母親が抱えていた受験の悩みは、「子どもが合格できるか不安だった」(74.3%)がもっとも多く、次いで「子どもの成績が思うように伸びなくて悩んだ」(54.2%)、「受験にむけて何をサポートすればよいのかわからなかった」(44.2%)の順に多かった。また、子どもの性別でみると、男子の母親のほうが「子どもの成績が思うように伸びなくて悩んだ」「子どもに口出ししすぎてしまった」などの比率が高かった。

 受験を振り返って、約9割の子どもが、「高校受験の勉強をがんばった」「高校受験は大変だった」と回答し、「高校受験の結果に満足している」とも回答しており、全体として、高校受験の経験を前向きにとらえている傾向が見られた。

 高校受験のよかったこととして、「進路についてよく考えることができた」(71.4%)、「やればできると自信がついた」(70.5%)、「今後の進路決定(大学受験など)にむけてがんばろうと思った」(67.4%)など、進路に前向きな気持ちが表れている。また、「精神的に強くなった」(62.1%)や「長い期間勉強をやりとげた達成感があった」(61.9%)など高校受験を通じて自分の成長を感じている回答も見られた。
《工藤めぐみ》

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