京都府教育庁は2月3日、平成24年度の府立高等学校入学者選抜における、推薦入学および特色選抜などの志願者数をホームページに公表した。 京都府の公立高校入試は、3月に実施される一般選抜のほか、推薦入学、特色選抜、特別選抜(帰国者などを対象)、適性検査の制度が設けられている。 今年度の推薦入試は、全日制46校、定時制3校の合計49校で実施され、2月1日と2日に願書の受付が行われた。公表された資料によれば、推薦入学の全体の募集定員2,406人に対する志願者数は5,026人で、倍率は2.09倍。 そのうち全日制は2,376人の募集に対し4,987人が志願し、倍率は2.10倍。また全日制の学科別では、普通科が620人の募集に対し1,078人が志願し、倍率が1.74倍。専門学科が1,586人の募集に対し3,718人の志願で2.34倍。総合学科では、170人の募集に191人が志願し1.12倍となっている。 倍率が高いのは、桃山・自然学科の6.18倍、山城・文理総合科の5.55倍、嵯峨野・京都こすもす科自然科学系統の5.10倍などが上位となっている。 推薦入試では、この後、面接・作文等の試験が2月15日に実施予定。合格者の内定は2月21日を予定している。 特色選抜については、全日制41校で実施。同じく2月1日と2日に願書の受付が行われ、1,246人の募集人員に対し、2,752人が志願、全体の倍率は2.21倍となっている。 なお特色選抜の対象は、高等学校長が示した特別活動・部活動等の特色について積極的に取組む意思のある者。面接・作文等の試験を2月15日に実施後、2月21日に合格者の内定が決まる。 そのほか、海外帰国者や長期欠席者などを対象とした特別選抜の志願状況と、特定の学科、類、系統における推薦入学や一般選抜の受検資格を得るための適性検査の志願状況についても公表されている。