学研教育総合研究所は3月19日、小学生白書Web版の新コンテンツ「小学生の消費生活に関する調査」（2011年12月調査）の公開を開始した。 同調査は、約108万人のモニター母集団から、全国の子どもをもつ既婚者（20歳～55歳）5,262人に対して予備調査を行い、同調査に協力可能な小学生の子どもを持つ保護者1,560人を抽出。保護者付き添いのもとで、小学生本人に回答するよう依頼した。小学生が複数いる場合は1人だけを選び、学年ごとに約200名（男子約100名、女子約100名）の回答が集まった時点で、調査を終了した。調査時期は2011年12月下旬（調査協力：マクロミル）。 「好きな食べ物・嫌いな食べ物」について、それぞれ3つ選ぶ質問で、好きなメニューでは「おすし」「ラーメン」「カレーライス」が上位に選ばれている。一方、嫌いな食べ物では「焼き魚」「サラダ」「さしみ」という回答が多くなっている。 好きなスポーツ選手を尋ねた質問では、全体では1位が「浅田真央」、2位が「イチロー」、3位が「澤穂希」となった。男女別にみると、男子では1位が「イチロー」、2位が「リオネル・メッシ」、3位が「ダルビッシュ有」、女子では「浅田真央」「澤穂希」「イチロー」が上位に挙げられている。種目別ではフィギュア、サッカー、野球選手が人気という結果になっている。 また、「好きな選手がいない・特になし」「知らない・わからない」と回答した小学生が全体の4分の1（24.9％）を占めており、この傾向については、男女差はなかったという。同調査では、「メディアを中心に、スポーツ選手をタレントのように扱ったり、過度に賞賛する傾向があるが、そういった状況にもやや距離をおく小学生の姿が推測されることは、すべての小学生に好きなスポーツ選手がいるというよりも好ましい結果ではないだろうか」とコメントしている。
