電子書籍展3/31開幕…アナログ本との比較からデジタル本の未来系まで

 印刷博物館は、3月31日から5月27日まで、「What's電子書籍?-新しい読書の時間がやってきた」を開催する。電子書籍が普及してきた過程、現在の電子書籍をめぐる環境、電子書籍の未来系などを紹介する。

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印刷博物館、「What's 電子書籍?」
  • 印刷博物館、「What's 電子書籍?」
 印刷博物館は、3月31日から5月27日まで、「What's電子書籍?-新しい読書の時間がやってきた」を開催する。電子書籍が普及してきた過程、現在の電子書籍をめぐる環境、電子書籍の未来系などを紹介するという。展示場は同博物館のP&Pギャラリー、入場は無料。

 今回の企画展示は3部構成で、第1部の「電子書籍のある未来~生活を楽しく」では、本の電子化にともなう新しい生活アイディアを提供する。本のコンテンツについて友人とコミュニケーションをとるソーシャルリーディングや、コンテンツに影響をうけて買い物を楽しむ方法など、近い未来を想像して紹介する。

 第2部では、日本における電子書籍の歴史を振り返る。コンピューターで本を読む試みが始まった1980年代から、1999年に始動した「iモード」の携帯小説、そして現在のiPadやKindleなど、現代までの過去30年の歴史をひもとくという。

 第3部の「紙の本を電子書籍に」では、さまざまなジャンルの紙の本と電子書籍を比較展示する。また、電子書籍の作り方や、流通形態なども紹介し、紙の本と電子書籍の似ているところ、違うところを見てほしいという。

 同博物館館長の樺山紘一氏によると、電子書籍はさまざまな方面で話題にされている一方で、成り立ちや仕組みは意外に知られていないという。同展示では、アナログ本とデジタル本の比較から、デジタル本の未来形まで、確かめなおすための展示会だと話す。

◆What's電子書籍?-新しい読書の時間がやってきた
展示期間:2012年3月31日(土)~5月27日(日)
休館日:毎週月曜日(ただし、4月30日は開館)、5月1日
入場料:無料(印刷博物館本展示場入場の場合は入場料が必要)
《湯浅大資》

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