トンボ鉛筆は4月9日、未就学児向け文具の新ブランド「Yo-i/ヨーイ」を立ち上げについて発表した。4月20日から販売を開始する。 同社による「未就学児への保護者の対応アンケート」では、クレヨンを与えた時期は「1歳」が33.7%、鉛筆を与えた時期は「2歳」が27.3%。また「2歳児(の母親)」の65%、「3歳児」の61%、「4歳児」の70%が「鉛筆のもちかたは重要」と回答したという。同社ではこられの調査結果をふまえ、絵や文字を書きはじめる就学前の子ども特化した文具を開発したという。 新ブランド「Yo-i/ヨーイ」は、入園・入学の「用意する」と、「さあはじめよう」の意味の「よーいドン」に由来。手のひらを広げた形をイメージしたキャラクターの「てとたん」は、太陽が力強く昇るような健やかな成長を願う意味が込められているという。 スタート時のラインナップは、「水性クレヨン」「おけいこえんぴつ」「もちかたくん」「もちかたえんぴつ」の4品種9アイテム。 「Yo-i 水性クレヨン12色」(3歳以上)クレヨンは直径15ミリ、長さ70ミリ(新品)で、小さい手の児童向けにサイズを調整。水溶性ワックスクレヨンのため、画用紙からはみ出してテーブルに描いても、水拭きでサッと拭き取れる。また、巻紙の後部をつまむとクレヨンが前に出るように、クレヨンの巻き紙を破らなくてもよい工夫がされている。 「おけいこえんぴつセット」(3歳以上)はおにぎり型の三角の軸で、はじめて鉛筆をにぎる児童向けのデザインとなっている。また、鉛筆の3面に「お父さんマーク」「お母さんマーク」「お兄さんマーク」をプリンとしており、それぞれに親指、人差し指、中指を合わせて持つことで3本の指で持つ練習ができる。さらに鉛筆の端に「右」「左」の文字を入れ、右利きの場合と左利きの場合の使用方法を指示するよう配慮している。 「もちかたくんシリーズ」は、文字を書き始めた時期に、正しい鉛筆の持ち方を指導する児童用器具。親指、人差し指、中指の支持位置をリードするグリップ型の器具で、一般の鉛筆で使用できる「もちかたくん」と筆記に理想的な(紙に対して)60度の角度を保つ「エ」型の器具「ユビックス」などがある。 「もちかたえんぴつ」は、軸にプリントしてある「なみライン」で、かんたんに、自分で正しい鉛筆の持ち方が確認できる児童用鉛筆。2BとBが用意されている。◆Yo-iシリーズ1 水性クレヨン12色 756円2 おけいこえんぴつセット 504円3 もちかたくんはじめてセット(右) 367円4 もちかたくん(右)(左) 126円5 もちかたユビックス(右)(左) 367円6 もちかたえんぴつ(三角軸・右) 630円7 もちかたえんぴつ(六角軸・右) 630円8 もちかたえんぴつセット(三角軸・右) 262円9 もちかたえんぴつ2本パック(三角軸・右) 105円