ヤマハは、ファミリー向け電子キーボードの新製品「EZ-J220」を7月1日に発売する。この製品は、iPad用アプリと連動して自動譜めくりができる新機能を搭載。iPad上の大きな画面に譜面が表示されるので、初心者でもスムーズな練習が可能だ。オープンプライスだが、市場想定価格は2万円前後という。 同社が開発した音響データ通信技術「インフォサウンド(INFOSOUND)」を応用して、内蔵曲の譜面をiPadに表示し、歌の進行に合わせて自動的に譜めくりをする機能を搭載。デジタル情報を音に変調して伝送するシステムを応用しており、楽器とiPadをつなぐ必要がない。人間にはほとんど聞こえないようにデータ伝送を行うのだという。この機能を利用するには、専用のiPad用アプリ「EZ-J220 Page Turner」(無料、7月1日よりApp Storeにてダウンロード可能)が必要となる。 「EZ-J220」は、子どものレッスン用途など、初めてのキーボードとして適したモデルで、「夢をかなえてドラえもん」「彼こそが海賊」「ありがとう」など子どもから大人までが楽しめる全100曲が収録されている。 そのほかの機能面では、鍵盤が光って教える「ライトガイド」や、液晶画面上に鍵盤をどの指で押さえるかを表示する「指使いガイド」、液晶画面上の五線譜に音符を表示する「音符ガイド」の3つのガイド機能のほか、アコースティックピアノのように鍵盤を弾く強さによって音量に変化をつけられる「タッチレスポンス」機能が搭載されている。 デザイン面では、従来モデルと同様のピュアホワイトをベースカラーとして、小学生以下の子どもに人気のある「マーメイドブルー」を採用。明るくかわいいイメージで、親しみやすいデザインにしたという。 ヤマハでは発売に合わせて、購入者の10歳以下の男女から抽選で5名が、ヤマハホームページ内のWeb CMに出演できる「ヤマハ キーボード☆アイドルキャンペーン」を実施している。