独立行政法人国立科学博物館は6月5日、岩手県・宮城県・福島県の被災地域での「科博コラボ・ミュージアム」の実施について発表した。 東日本大震災の被災地域では、今も博物館に収蔵・展示されていた資料の復旧など地道な活動が行われているという。「科博コラボ・ミュージアム」事業では、国立科学博物館と地域の博物館が連携し、各地の自然・文化・産業などに関連する展示など地域の博物館への支援と地域の自然科学の振興を図っていくという。 現地の人々、特に子どもたちを元気づけることを目的に、恐竜アロサウルスの全身骨格標本や地元にゆかりのある標本資料の展示や関連するテーマの講演会・体験教室を実施する。 平成24年度は岩手県内各地の博物館において実施することとしており、宮城県、福島県での実施に向けた現地との調整も進めているという。◆東日本大震災被災地域での科博コラボ・ミュージアム【実施場所】[久慈市] 久慈琥珀博物館(6月27日~8月7日)[遠野市] 遠野市立博物館(7月20日~9月7日)[陸前高田市] 陸前高田市役所(8月11日~8月19日)[盛岡市] 岩手県立博物館(9月11日~12月9日)[大船渡市] 大船渡市博物館(12月12日~4月14日)[一関市] 芦東山記念館(2013年1月11日~4月14日) ※開催スケジュールは変更になる場合がある