夏のボーナス、全体の推定平均額は前年比を上回るも、子育て世代は減少

 カカクコムは7日、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」にて実施した「2012年夏のボーナス」に関するアンケート結果を発表。30〜40代の子育て世帯を中心に支給金額が前年を下回る状況がわかった。

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「夏のボーナス推定平均支給額-性別・年代・家族構成別(額面)」(価格.comリサーチ)
  • 「夏のボーナス推定平均支給額-性別・年代・家族構成別(額面)」(価格.comリサーチ)
  • 「今夏のボーナスで購入する商品(ボーナス支給者全体)の上位」(価格.comリサーチ)
 カカクコムは7日、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」にて実施した「2012年夏のボーナス」に関するアンケート調査結果を発表。30~40代の子育て世帯を中心に支給金額が前年を下回る状況がわかった。

 今回の調査で今夏のボーナスの推定支給額を尋ねると、全体平均は549,000円となり、昨年の同様調査との比較で7,000円(1.4%)とわずかながらも昨年を上回る結果となった。男女別や年代別、家族構成別に見てみると一様に前年比プラスを示したが、年代別で「30代・40代・60歳以上」、家族構成別では「夫婦(またはどちらか)と子供世帯」において前年比を下回り、働き盛りの子育て世代には厳しさがうかがわれる。

 ボーナスの使い道を複数回答で尋ねると、「貯金」と答えたのは調査対象者全体の73.1%で最も多く、次いで「商品を購入」が66.4%、3位が44.9%で「ローン返済」となった。この3つは昨年の調査でもトップ3であったが、「商品を購入」は「貯金」と順位が入れ替わり2位にダウン。その割合も昨年の74.3%から7.9ポイントも減少している。

 「商品の買い控え」の傾向にあるようだが、そんな中で「どのような製品を購入するか」を質問すると、全体の16.9%が「洋服・ファッション関連」、11.4%が「家具・インテリア」と回答し、ともに昨年と同様に上位。しかし、ふた桁の支持を集めたのはこの2項目のみで、「ブルーレイ/DVDレコーダー・プレーヤー」は4.3ポイントマイナスの8.1%、「薄型テレビ(液晶テレビ、プラズマテレビ)」は前年比5ポイントマイナスの5.1%にまで落ち込んだ。

 逆に人気を高めたのは「携帯電話・スマートフォン」で前年比1.8ポイントプラスの7.7%。「タブレット端末」は今夏ボーナス調査から初登場の項目でありながら「薄型テレビ」を上回る6%の支持を集めた。

 今回の調査対象は「価格.com」のID登録ユーザーで、調査方法はWebアンケート、調査期間は5月22~28日、回答者数は6,135人、男女比は男90.9%/女9.1%、平均年齢は44.3歳。

今夏ボーナスで人気のデジタル家電はやはり!? 薄型テレビは人気薄~カカクコム調べ

《加藤@RBB TODAY》

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