大阪市立大学では、「高校生のための大阪市立大学先端科学研修〜化学・考古学の世界に触れる〜」を8月4日に学術情報総合センター他にて開催する。 当日は、大阪市立大学理学部化学科ほかの教員が、高校生向けに化学や考古学について、いつもとは違った角度からわかりやすく解説する。理系コースと文系コースの計4コースが予定されている。 理系では、さまざまな元素に関しての「身の周りにある元素の話」、分子をよく観察して温度や熱といった化学の基本的概念を理解する「体操する分子」、脳神経機能を制御する化合物について学ぶ「脳神経機能を探る化合物」の3コース。高校2年生向けの内容だが、高校1年生・3年生のほか、化学担当の先生の参加も可能。 文系では、大阪市立大学日本史研究室で実施している前方後円墳や横穴式石室などの先端的な研究の一端を紹介する「考古学における3次元計測など先端科学の導入」が行われる。また、希望者には研修後に学術情報総合センターの見学会も実施される。 受講料は無料。申し込みは、往復はがき・FAX・メールで7月27日まで受け付けている。◆高校生のための大阪市立大学先端科学研修開催日:8月4日(土)場所:大阪市立大学 杉本キャンパス 学術情報総合センター1F 文化交流室アクセス:JR阪和線「杉本町(大阪市立大学前)駅」徒歩10分、地下鉄御堂筋線「あびこ駅」徒歩20分申込方法:往復はがき・FAX・メール送付先:〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学 学務企画課 地域貢献担当締切:7月27日(金)受講料:無料【プログラム】[Aコース(理系)]9:00〜10:00「身の周りにある元素の話」 高校化学との関連:元素、ノーベル賞 講師:理学部化学科 板崎真澄氏 定員:100名[Bコース(理系)]10:10〜11:10「体操する分子」 高校化学との関連:化学結合、光と熱 講師:理学部化学科 寺岡淳二氏 定員:100名[Cコース(理系)]11:20〜12:20 「脳神経機能を探る化合物」 高校化学との関連:アミノ酸、立体異性体 講師:理学部化学科 大船泰史氏 定員:100名[Dコース(文系)]11:00〜12:20 「考古学における3次元計測など先端科学の導入」 講師:文学研究科 岸本直文氏 定員:15名※他、12:30〜12:50 学術情報総合センター見学会(希望者のみ)