学力向上のため家庭で心がけたいこと、8割以上が「朝食」でトップ

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学力向上のため家庭で心がけたいこと(全体)
  • 学力向上のため家庭で心がけたいこと(全体)
  • 家庭での勉強を保護者が見ることはどのくらいあるか
  • 平日子どもと一緒に過ごす時間(全体)
  • 平日子どもと一緒に過ごす時間(小中別)
  • 家庭での教育についての悩みや不安の有無(全体)
  • 家庭での教育に関する悩みや不安解消のための解決策(全体)
 日本PTA全国協議会が6月に公開した「23年度 教育に関する保護者の意識調査報告書」によると、子どもの学力向上のため家庭で心がけたいことの第1位は、「朝食を必ず食べさせるようにする」(80.5%)、第2位は、「早寝、早起きを心がけさせる」(60.9%)だった。

 調査対象は、小学5年生と中学2年生の保護者4,800名(回収数は3,920件、回収率は81.7%)。調査期間は、平成23年11月20日〜12月3日。49の質問項目に関する調査報告を128ページにわたって解説している。同調査は、今後の学校教育や家庭教育のあり方を考えることを目的に平成14年度から行っている。

 学力問題は、近年の学力低下の議論もあり、多くの保護者の関心事と考えられる。子どもの学力向上のために各家庭で心がけていることとして、小学5年生の保護者と中学2年生の保護者の両方とも生活習慣にかかわる問題に多くの保護者が関心を持っていることを示しており、学力ベースとしてこうした生活習慣の改善を目指していることがうかがえる。

 家庭での勉強を保護者が見ることはどのくらいあるかについては、「ほぼ毎日」が小学5年生保護者では22.5%だが、中学2年生保護者では2.7%と低い。「週に何度か」でも小学5年生保護者では37.4%、中学2年生保護者では13.5%と、小中保護者で大きな差がある。「めったにない」は小学5年生保護者で14.1%であったが、中学2年生保護者では55.9%と半数を超える。

 平日子どもと一緒に過ごすときにしていることについては、「家族そろっての食事」(85.4%)でもっとも多い。ついで「テレビを一緒に見る」(63.3%)、「家族団らんで話す時間をつくる」(40.0%)と続いている。小中保護者で差があるのは「テレビを一緒に見る」(小学5年生保護者:57.5%、中学2年生保護者:69.1%)で中学2年生保護者が11.6%多く、「家族団らんで話す時間をつくる」(小学5年生保護者:36.9%、中学2年生保護者:43.0%)とこれも中学2年生保護者が6.1%多い。「勉強を見る」では逆に(小学5年生保護者:33.6%、中学2年生保護者:9.6%)と小学5年生保護者が24.0%多い。

 家庭での教育についての悩みや不安の有無については、「多少悩みや不安がある」(42.6%)がもっとも多く、次いで「あまり悩みや不安はない」(27.0%)、「どちらともいえない」(20.6%)、「非常に悩みや不安がある」(5.3%)、「全く悩みや不安はない」(2.7%)という結果で、約半数の保護者は、家庭での教育について何らかの悩みがあることがわかった。

 家庭での教育に関する悩みや不安の解消の解決策については、「家族の話合いや活動を充実」(64.5%)、「日ごろからの地域のつながりや相談」(49.2%)、「PTAでの悩みの共有や相談」(23.2%)、「公的サービスの充実」(18.3%)、「本やインターネットなどで情報を集める」(17.9%)、「サークル活動などを通して仲間づくりをする」(15.3%)と続き、身近な人に相談するケースが多く見られた。
《工藤めぐみ》

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