米Googleは26日(現地時間)、同社の独自OSを搭載したノートパソコン「Chromebook」を米国とヨーロッパの500の地区の学校が採用していると発表した。 ChromebookはGoogle独自のOSであるChrome OSを搭載したノートパソコンで、クラウドサービスを最大限に利用することで低価格を実現している。ハードウエアは韓国のサムスンが製造し、Googleによって米国やヨーロッパで販売されている。Googleでは学校へのChromebookの展開に非常に積極的で、今年1月にも2万7,000台を米国の学校に提供したと発表している。 25日(現地時間)には開催されたInternational Society for Technology in Education(ISTE)の会議で、Googleは生徒と管理者向けの新しいWebアプリケーションを発表した。これによりChromebookの活用や管理が一層簡単になるという。 学校への進出ではアップルがiPadを電子教科書として活用する計画を発表しているが、Chromebookは端末内にデータをほとんど保存せず、電子教科書としての利用も想定していない。しかし、クラウドを最大限に利用することで様々な用途に利用することができ、また、管理者が大量の端末を簡単に管理できるというメリットがある。