【e絵本】あいさつアプリで生活リズムを整えよう

 今回ご紹介するのは、そんなあいさつをキャラクターとともに練習できる絵本アプリ。「昭和西川×ワオっち! あいさつえほん」、WAO CORPORATIONより無料配信中だ。

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昭和西川×ワオっち! あいさつえほん
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 「おはようございます」「いただきます」「おやすみなさい」…。子どもか大人かに関わらず、元気なあいさつをすると、自分も相手も気持ちのいいもの。ぜひ、小さなころから身につけたい習慣である。

 今回ご紹介するのは、そんなあいさつをキャラクターとともに練習できる絵本アプリ。「昭和西川×ワオっち! あいさつえほん」(iPhone版)、WAO CORPORATIONより無料配信中だ。

 ムアツふとんでおなじみの昭和西川と、配信元とのコラボレーションで開発されたこのアプリには、西川のキャラクター「ムアツちゃん」が登場。UFO型のキャラクター「ワオっち」とともに、眠る前のあいさつと起きた時のあいさつを、元気よくしてくれる。画面にマイクのマークが出たら、読者も一緒に「おやすみなさい!」「おはようございます!」と大きな声で言って、楽しんでほしい。

 さて、あいさつを奨励する文章を、こうしてもっともらしく書いている筆者であるが、自身は子どものころ、あいさつをする意味をよく理解できなかった記憶がある。気持ちがいいという以外、特に利点があると思えないのだけど、大人はなんでそう口やかましく言うのかな、と。

 けれど最近になって、あいさつとは「小さな節目」をはっきりさせる行為なのだとようやく気づいた。一日という時間の中で、自分がいま何をしているか、決まった言葉を口に出して頭を整理しているのだ。

 そう考えると「おはよう」と「おやすみ」は、起きる・寝るの大きな行動の節目だから、あいさつの中でも特に重要に思える。実際、寝る前に決まった一連の行動(トイレに行ったあと、パジャマに着替えるなど)をして体を「眠る態勢」に整えたり、朝起きた時に日光を浴びて体内時計を調整するなど、眠りの前後に関してはよいクセづけを考えたいところ。子どもたちの生活リズムのためにも、あいさつをそこに取り入れるのは、有効なのではないだろうか。ぜひ、この機会に親子で見直してみてほしい。

 アプリ内にはさらに、ワオっちだけが登場する「おうち」「おそと」の2つのコーナーも。屋内でのあいさつ、屋外でのあいさつを、ゲーム感覚でおさらいしてみるのも一興だ。
《てらしまちはる》

てらしまちはる

ワークショッププランナー/コラムニスト/絵本ワークショップ研究者。東京学芸大学個人研究員。2022年3月に単行本『非認知能力をはぐくむ絵本ガイド180』(秀和システム)を刊行。絵本とワークショップをライフワークとしている。アトリエ游主宰。

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