ナガシマスパーランドに可視光通信技術を活用したポケモンアトラクション構築

 パナソニックグループは11日、三重県桑名市の遊園地「ナガシマスパーランド」内の『ポケモンアドベンチャーキャンプ』向けに、可視光通信機能付の専用LED照明器具10台と専用受信モジュール20台を納入したことを発表した。

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可視光通信システムによるアトラクション「古代遺跡の不思議な光」
  • 可視光通信システムによるアトラクション「古代遺跡の不思議な光」
  • ポケモンのタイプを示す10種類の絵
  • LED照明器具(光学レンズ、可視光通信機能付専用LED照明器具、可視光通信信号制御ブロック)
  • 天井に設置された専用LED照明器具
  • 専用受信モジュールが組み込まれた“石板型端末”
  • 「ポケモンアドベンチャーキャンプ」イメージ
 パナソニックグループは11日、三重県桑名市の遊園地「ナガシマスパーランド」内の『ポケモンアドベンチャーキャンプ』向けに、可視光通信機能付の専用LED照明器具10台と専用受信モジュール20台を納入したことを発表した。

 『ポケモンアドベンチャーキャンプ』は、7月21日オープンする、ポケモン初の大型ウォークスルーアトラクション。「アトラクションエリア」「オリジナルショップ」のエリアで構成された、面積約2,000m2の屋内型アミューズメント施設で、最新のデジタル技術を駆使し、体感ゲームなどで遊びながら、ポケモンとの冒険を疑似体験できるものだ。

 とくに「アトラクションエリア」内では、ポケモンアドベンチャーキャンプの隊員となった参加者が、森や滝・洞窟といった空間を駆けめぐりながら、“ポケモン調査”を楽しむことができるが、エンターテイメントゲームのうちの1つ“古代遺跡の不思議な光”に、可視光通信システムが使用されている。このゲームは、石柱の上に照らされる不思議な光(可視光通信機能付LED照明器具から出る光信号)に、専用受信モジュールが組み込まれた“石板型端末”をかざし、謎を解き明かしてポケモンを集める内容となっている。

 可視光通信技術は、人間の目に見える光を使い、デジタル信号を伝える通信技術。LED照明・ディスプレイ・看板などさまざまな光源を発信源にできる他、1m前後の精度で位置情報を検知できる。専用LED照明器具の光を人の目に見えない速度(9,600bps、1秒間に9,600回)で明暗を変化させることにより、光を通して情報を発信できる。

 今回のシステムでは、絵のフィルムを内蔵した専用LED照明器具10台から、ポケモンのタイプを示す10種類の絵の形をした「不思議な光」が出ているが、正解と思う不思議な光の下に石板型の端末をかざすと、専用受信部が光をキャッチして、クイズの回答の正誤を判断するという。

パナソニック、LED可視光通信システムを使った『ポケモン』アトラクションを構築

《冨岡晶@RBB TODAY》

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