秋の行楽シーズン、交通費は少しでも節約したい…と考えるファミリーも多いだろう。家族の足として活躍するミニバンにも、低燃費をうたうハイブリッド車やアイドリングストップ付のモデルが多数登場している。“エコ”ミニバンは本当にエコなのか、その実燃費を調べた。燃費管理アプリ『e燃費』/『カーライフナビ』の最新投稿データから実燃費を調べた。今回は、ミニバンの中でも「ハイブリッド車」、「アイドリングストップ搭載車」など、低燃費技術に注目し、10台をピックアップした。10台の実燃費は以下の通り。数値は、直近1か月で『e燃費』/『カーライフナビ』に投稿された実燃費の平均値。1位:トヨタ プリウスα…19.4km/リットル2位:ホンダ フリードスパイクハイブリッド…16.5km/リットル3位:ホンダ フリードハイブリッド…16.1km/リットル4位:トヨタ エスティマハイブリッド…13.1km/リットル5位:トヨタ アルファードハイブリッド…12.2km/リットル6位:日産 セレナ(アイドリングストップ)…12.1km/リットル7位:トヨタ ヴェルファイアハイブリッド…12km/リットル8位:VW ゴルフトゥーラン TSIコンフォーライン…11km/リットル9位:ホンダ ステップワゴンスパーダ(アイドリングストップ)…10.9km/リットル10位:日産 セレナ Sハイブリッド…10.7km/リットル首位はトヨタ『プリウスα』で19.4km/リットル。ミニバン以外を含めたランキングでもトップ10入りする実力の持ち主だ。2位、3位はホンダ『フリードハイブリッド』シリーズで、4位以降を大きく引き離した。8月に発売された日産『セレナ Sハイブリッド』は10.7km/リットルだった。一方、セレナのアイドリングストップ車については12.1km/リットルと、ライバルのホンダ『ステップワゴン(スパーダ)』に1.2km/リットルの差を付けた。唯一の輸入車であるVW『ゴルフトゥーラン TSIコンフォートライン』は11km/リットルと、国産エコ・ミニバンに堂々と肩を並べた。1.4リットルの小排気量エンジンが特徴で、今回の車種の中でも最もコンパクトなエンジンを搭載する。節約を考える上ではエンジン排気量も重要なポイントとなるだろう。一般的に長距離移動では燃費は伸びる傾向にある。一方で、行楽シーズンならではの大規模渋滞も予想される。ストップ&ゴーが繰り返される渋滞の中では、停止時にエンジンをストップできるアイドリングストップや、モーターで発進することができるハイブリッドがその実力を大いに発揮してくれそうだ。『e燃費』/『カーライフナビ』はiPhone、Androidに対応。車種別ランキング、リアルタイム投稿情報もチェックすることができる。