グランプリを獲得したのは、沖縄高専の「フレッシュクオリティ」チームが開発したアプリ「RUN RUN RUN」。楽しく続けられ、無理のないランニングをサポートするアプリを目指した同チームは、音を使って初心者から上級者までのランナーをサポートするアプリを開発。走った結果を記録し、アバターを成長させるなどといったゲーミフィケーション要素に加え、SNSによる共有なども可能にする完成度の高さが評価された。
準グランプリは、富山工業高校のチーム「T-skynet」が開発したアプリ「Response timer」が受賞。点灯するボタンをできるだけ早く押すという一見シンプルなゲームだが、結果をスマートフォンで記録したり、スマートフォン上でも楽しめるようにしたりと、アプリとしての要素を組み込んだ。第3位に入った久留米高専のチーム「くるメン!!」は、「Dash for 奪取」というアプリを開発。仮想マップ上をユーザーが移動し、端末を振ることで陣地を占領するという陣地争奪ゲーム。GPSを活用することで、世界中どこでも楽しめる内容となっていることが評価された。
デジタルコンテンツ部門とモバイル部門においては、チームごとのプレゼンテーションやデモセッションが来場者を魅了した。制作者の声を聞くこともでき、アプリを実際にダウンロードして体験することができるのも大きな魅力だ。モバイル部門では、審査員の遠藤諭氏や林信行氏が実際に走りながら「Dash for 奪取」を評価していたことも印象的だ。