理想はスティーブ・ジョブス、現役高校生が考える日本のリーダー像

 東進ハイスクールを運営するナガセは、同予備校に通う現役高校生を対象に「日本の将来とリーダー像に関する調査」を実施。高校生の約9割が将来リーダーになることを志しており、理想のリーダー像としてスティーブ・ジョブス、小泉純一郎、坂本龍馬を挙げた。

教育・受験 その他
日本の将来に期待すること
  • 日本の将来に期待すること
  • 日本の将来で心配なこと
  • 日本の将来は何色?
  • 今の日本に必要なもの
  • 今の日本のリーダーに期待すること
  • 日本のリーダーに必要な資質
  • 理想のリーダーTOP20
  • 男女・学年別理想のリーダーTOP10
 東進ハイスクールを運営するナガセは、同予備校に通う現役高校生を対象に「日本の将来とリーダー像に関する調査」を実施。高校生の約9割が将来リーダーになることを志しており、理想のリーダー像としてスティーブ・ジョブス、小泉純一郎、坂本龍馬を挙げた。

 調査の対象となったのは、大学受験予備校「東進ハイスクール」に通う現役高校生3,535名。12月2日から7日までの6日間、アンケートによって調査が実施された。調査結果によると、今の日本に足りないのは「行動力・実行力」と回答した生徒が50.1%、「決断力」が29.7%と、高校生が理想とするリーダー像が明らかになった。

 複数回答における高校生が思う今の日本のリーダーに必要な資質においては、75.6%が「行動力・実行力」、63.2%が「決断力」と回答。今の日本のリーダーに期待することも同様に「行動力・実行力」(75.6%)、「責任」(31.3%)となった。高校生が理想とするリーダー像のベスト3は、スティーブ・ジョブス、小泉純一郎、坂本龍馬と、時代や国を問わず高校生に影響を与えた人物像がうかがえる。

 興味深いのは、高校生が考える日本の未来だ。日本の将来を色に例えると「グレー」と回答したのが33.8%ともっとも高く、続いた「白」(12.9%)と「青」(9.3%)を大きく上回った。現役高校生が期待する日本の将来に関してもっとも多かった回答が「技術大国としての復活」、その後を「国民の幸福度が高い国」が続いた。

 現状の不満や将来への不安からか、調査対象となった高校生の87.0%が将来リーダーになることを志していることも明らかになった。目指すのは「行動力・実行力」を兼ね備えたリーダーで、「勉強」(71.0%)、「新聞・ニュース番組を見る」(49.3%)、「友達作り」(43.8%)などに取り組んでいるという。知識の向上、生涯の友人作りなど、高校生としてできることに取り組むことで、将来のリーダーを目指している生徒が多いようだ。

 日本の未来を担う高校生が考える日本の未来像、選挙が迫り投票権を持つ大人にも、高校生たちの声と熱意が届けばと思う。
《湯浅大資》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top