高校生に全国共通テスト導入の方針…文科省

 文部科学省は12月17日、高校生の基礎学力を把握し、定着を目指すため、全国共通テスト導入の方針を示した。共通テストは、全高校共通の必履修教科である国語、数学、外国語が軸になる見通し。

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高校教育で身に付けさせるものと質保証の関係(イメージ案)
  • 高校教育で身に付けさせるものと質保証の関係(イメージ案)
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 文部科学省は12月17日、高校生の基礎学力を把握し、定着を目指すため、全国共通テスト導入の方針を示した。共通テストは、全高校共通の必履修教科である国語、数学、外国語が軸になる見通し。

 同日開催した中央教育審議会の高等学校教育部会で明らかにした。現在、12道府県で国語、数学、外国語など教科の学力を測定する共通テストを実施しているが、全国規模での実施は初めて。

 高校の多様化に伴い、生徒の学習習得が見えにくくなり、高校教育の質の保証が課題となっている。そこで、質保証に向けた新たな仕組みとして、全国規模の共通筆記テストの検討に入った。

 共通テストの具体的な内容は今後議論されるが、全高校共通の必履修教科である国語、数学、外国語が軸になる見通し。テストは、希望する高校や生徒が受けられ、進学や就職時の評価につながることも考慮していく。
《奥山直美》

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