【e絵本】友だちと“なぞなぞ”で近くなる「なぞって!のぞいて!これなんだ?」

 最近友だちになったけれど、会ってまだ日が浅くお互い慣れない…。大人になってもたまに経験するこの感じ、初めての出会いの多い子どもたちなら、なおのこと感じる機会は多いと思います。

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なぞって!のぞいて!これなんだ?
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 最近友だちになったけれど、会ってまだ日が浅くお互い慣れない…。大人になってもたまに経験するこの感じ、初めての出会いの多い子どもたちなら、なおのこと感じる機会は多いと思います。

 そんな時、手っ取り早く打ち解け合うのに意外と役立つのが、「なぞなぞ」や「しりとり」などの何てことない遊びかも。本日のご紹介は、画像で当てっこし合える「なぞなぞ」のアプリです。

 「なぞって!のぞいて!これなんだ?」。iPhone対応、ハップより無料配信中。

 スタートすると、表れるのは青色一色の画面。「なんだこれ?」と指で触れれば、触れたところだけ、あちら側にある画像がちらりと見えます。それをヒントに、画像が何であるかを当てっこする。まさにタイトル通り「なぞって!のぞいて!これなんだ?」です。

 なぞなぞが進むのに必要なのは、人さし指のフリックだけ。なぞなぞの答え合わせも言葉はなく、画像の全体が示される仕組みなので、4歳ごろの子どもから一人遊びが可能です。

 素直にどんどんフリックしてなぞなぞを解いていくのも楽しいですが、ひとしきりしたら、今度は少し工夫を入れてみましょう。たとえば「フリックしていいのは3回まで」とか、「順番に1回ずつフリックして答えを言う」など、複数人で遊ぶ時のルールを作ってみるのです。

 そうすると、同じ画面をのぞいている人たちに、一気に連帯感や競争の意識が生まれるから不思議。こうした遊びを通じれば、どこかよそよそしかった友だちとの間も、ぐっと近くなってきます。

 少しの制約が、かえって素敵な結果を生むことも。こんなアプリの活用法も試してみてはいかがでしょうか?
《てらしまちはる》

てらしまちはる

ワークショッププランナー/コラムニスト/絵本ワークショップ研究者。東京学芸大学個人研究員。2022年3月に単行本『非認知能力をはぐくむ絵本ガイド180』(秀和システム)を刊行。絵本とワークショップをライフワークとしている。アトリエ游主宰。

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