文部科学省は3月26日、2014年度より高校で使用される教科用図書の検定を実施した。10教科の教科書のページ数は、現在の教科書と比べ平均14.9%増える。特に、国語が29.6%、数学が28.1%と3割近く増えるという。 今年度は、2年後の2014年度より高校で使用される教科用図書の検定を実施。共通教科は検定申請点数135点のうち132点が合格し、生物と英語表現IIの2点が不合格となった。また、コミュニケーション英語IIの1点の申請が取り下げられた。専門教科は検定申請点数46点すべてが合格となった。なお、高校で使用される教科用図書は2年間検定申請できる。 前年度と今年度に検定した教科書のページ数は、現在の教科書と比べ、国語が29.6%増、数学が28.1%増、地理・歴史が1.1%増、公民が18.1%増、理科が19.1%増、保健体育が4.7%減、芸術が10.9%増、外国語が20.7%増、家庭が2.7%増、情報が16.5%増となり、10教科総計14.9%増加する。 同省では、東京会場と地方会場の計7か所で、今回検定を受けた教科書の一般公開を5月28日(火)より行う。開場時間帯や休館日が各会場によって異なる。詳細は後日、文部科学省ホームページに掲載されるので参照のこと。◆教科用図書検定結果の公開【東京都】公益財団法人教科書研究センター 5階第4会議室 期間:2013年5月28日~6月20日【北海道】北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎) 期間:2013年6月4日~6月13日【埼玉県】埼玉会館 期間:2013年6月11日~20日【石川県】石川県教育センター 期間:2013年6月11日~6月20日【大阪府】大阪府教育センター 期間:2013年6月21日~7月2日【岡山県】岡山県立図書館 期間:2013年7月11日~7月21日【福岡県】福岡県立図書館 期間:2013年7月19日~7月30日