4月8日、栃木県茂木町に開校した「NODAレーシングアカデミー」に、プロのレーシングドライバーを目指す10名の生徒達が入学した。入学式では茂木町の古口達也町長も挨拶し、茂木町からプロレーサーが誕生することへの期待感をよせた。8日開校した「NODAレーシングアカデミー」は、レーシングドライバーの野田英樹氏が校長を務め、F1などの世界的なレーシングドライバーを育てることを目的とした学校。同校には、茂木町も廃校となった茂木町立東小学校を校舎として提供するなど、“モータースポーツの町”茂木として、町ぐるみで協力していく方針で、入学式で古口町長は「茂木町から世界に通用するレーサー、世界で貢献できる子供達が育ってくれることを祈ってやみません。ぜひ、茂木の名を世界に広げてもらいたい」と述べた。同校では、将来的に高校卒業資格等が得られる学校法人としての開校を目指しているが、今年度はフリースクール形式でのスタート。第一期生として小学校5年生から20歳までの、10名が入学する。ほとんどの生徒は、カートなどのレース経験者で、ここではプロドライバーとして必要な知識や技能を身につける。走行練習は主にツインリンクもてぎで行なわれ、義務教育課程の生徒達は、地元の茂木小学校や茂木中学校に通いつつ練習メニューをこなす。野田英樹校長は「本当にプロになれるのはごく一部の人です。プロになれなかった場合に、その子達がどのように人生を歩むのかということも非常に重要なこと」と、同校のカリキュラムでは、一般で必要な勉強とレーシングドライバーに必要なトレーニングの両立を目指す。