中国からウイルス株入手、鳥インフルのワクチン開発へ…厚労省

 厚生労働省は4月10日、中国からのウイルス株が国立感染症研究所に到着したと発表した。同ウイルス株を用いて、ワクチン株の製造準備等、鳥インフルエンザA(H7N9)の対策に必要な準備を進めていくという。

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 厚生労働省は4月10日、中国からのウイルス株が国立感染症研究所に到着したと発表した。同ウイルス株を用いて、ワクチン株の製造準備等、鳥インフルエンザA(H7N9)の対策に必要な準備を進めていくという。

 同省は、中国で鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染者が相次いでいる問題を受け、患者から分離されたウイルス株の分与を中国CDC(疾病予防管理センター)に要望。4月10日22時頃、中国からのウイルス株が国立感染症研究所に到着した。

 今後は、入手した本ウイルス株を用いて、ワクチン株の製造準備等、鳥インフルエンザA(H7N9)の対策に必要な準備を進めていくという。

 9日に世界保健機関(WHO)が公表したH7N9型鳥インフルエンザ感染者は24人。このうち7人が死亡し、14人が重症となっている。現在のところ、ヒトからヒトへの感染は確認されていない。

 同省では、引き続き、情報収集や調査研究を実施し、適切な対応を行っていくという。
《楠原 恵子》

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