インターネットセキュリティサービスを提供するノートンは、ソーシャルネットワークでのコミュニケーションが増えると思われる夏休みに合わせ、子どもをネット犯罪から守るためのアドバイスを発表した。 同社によると、親と子どもの両方が正しい知識を身につけ、話し合いによってインターネット利用に関する家族ルールを作ることが大切だという。特に子どもたちはサイバー犯罪に巻き込まれないための知識が不十分なことが多いようだ。子ども個人のメールアドレスに送られたフィッシングメールの被害にあったり、ネットいじめに巻き込まれたりという事例があるという。 子どもたちをサイバー犯罪やウイルスなどの脅威から守るため、まずオンラインでの発言は永久に残ってしまうということを親子で理解する必要があるという。子どもたちがどのようなサイトやソーシャルメディアを利用しているかを把握することも重要で、親が実際に使ってみることが効果的なようだ。 また、端末には必ずパスワードを設定することで、親が置き忘れたタブレットやモバイル経由でショッピングなどが行われる可能性も少なくなるという。 家族のセキュリティ対策のガイドとしてノートンは、親が子どもたちをサイバー犯罪などから守るための情報を掲載した特設ページを公開している。同社のインターネットセーフティ推進担当のマリアン・メリット氏のブログや、子どもを守るためのヒントなどが掲載されており、一読してみるのもよいだろう。