日本を代表するアニメーター、そして演出も手掛ける森本晃司氏が教育の場でも活躍している。2013年4月より京都精華大学マンガ学部の客員教授に就任、学生たちの指導にあたっている。日本の映像文化の最先端からの教育となる。また京都精華大学は、7月28日、同校のオープンキャンパスを行う。この一環として森本晃司氏の講演会を開催することになった。オープンキャンパスの日であるため、一般の聴講も可能だ。就任してから初めとなる森本晃司氏の興味深い話が聞けそうだ。これまで森本氏は、『AKIRA』をはじめ数多くの作品でアニメーターとしての活動し、高い評価を獲得している。また監督としても『彼女の想いで MAGNETIC ROSE』、『音響生命体ノイズマン』、『アニマトリックス - BEYOND』、『Genius Party Beyond - 次元爆弾』などで活躍する。ケン・イシイの『EXTRA』、GLAYの『サバイバル』などのプロモーションビデオを制作、短編アニメでもよく知られている。そのなかでアニメの新たな表現を追求してきた。現在は新規にクリエイティブチーム「Φphy」を創設し、ビジュアルクリエイターとして世界各国のアートプロジェクトに参加している。7月20日公開の『SHORT PEACE』では、オープニングアニメを務める。講演会は、「森本晃司監督と語ろう」とタイトルされる。会場は京都精華大学の対峰館1階T-109教室、13時30分から開始する。一般も聴講も可能、事前予約も不要だ。ファンにとっては貴重な機会になりそうだ。京都精華大学のオープンキャンパスは、27日と28日の2日間となる。期間中はほかにも、みうらじゅん氏の講演会、東村アキコ氏や村田蓮爾氏のワークショップ、高野寛氏とBose氏のライブなど、客員教授や専任教員らによるプログラムも多数予定されている。マンガ・アニメーション好きに見逃せない。[真狩祐志]京都精華大学http://www.kyoto-seika.ac.jp/