女子中高生3人が発見した小惑星に番号登録

 日本スペースガード協会は8月6日、女子中高生3人が発見した小惑星が正式に番号登録されたと発表した。女子中高生が発見した小惑星が番号登録されたのは、日本で初めてのことで、世界でも例がないという。

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発見の様子
  • 発見の様子
  • 発見者の女子中高生3人
  • 小惑星367643番の画像
  • 小惑星367643番の2013年8月1日の位置関係
 日本スペースガード協会は8月6日、女子中高生3人が発見した小惑星が正式に番号登録されたと発表した。女子中高生が発見した小惑星が番号登録されたのは、日本で初めてのことで、世界にも例がないという。

 同協会が2009年に開催の科学体験活動「スペースガード探偵団」に参加した、高橋明子さん(当時聖和学院中学1年生、現在聖和学院高等学校2年生)、森下さくらさん(当時海老名中学校2年生、現在神奈川県立厚木高等学校3年生)、田中亜紀子さん(当時岡山県立岡山操山高等学校1年生、現在岡山大学1年生)の女子3人が同年11月22日に小惑星を発見。仮符号2009 WZ52が付けられていた小惑星の軌道要素が、このたび「小惑星367643番」として登録された。この3人には、発見した小惑星の名付け親になることができる命名提案権が与えられるという。

 女子中高生3人が発見した小惑星は2013年8月6日現在、宵の東の空、こうま座にあり、21.0等で輝いている。小惑星を発見し、軌道を確定することは、地球を天体衝突から護るスペースガードのためにも重要なことであるとしている。

 スペースガード探偵団は、スタッフと一緒に観測を行い、新天体発見の感動を味わうことができる科学体験活動。理科離れ解消の一環として、2003年より同協会が観測と研究を行っている美星スペースガードセンター(岡山県井原市美星町)に小中学生を招待している。
《工藤めぐみ》

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